チビタがついに・・・
ただ、卓上の木の器に入った豆苗を食べているだけだが、これをチビタ君は今日まで出来なかった。不器用で神経質で思いこみの激しい彼は、このもっとも止まりやすそうな器には止まれない、と思いこんで、近づこうとしなかった。
近づかなかったが、彼は豆苗が好きで、もっとも滑りそうなイスの上に落ちているそれの欠片を求めて着地し、くるくると滑って回って、せっかくの豆苗の欠片を床に落とすようなことを繰り返し、仕方がないので、彼の菜差しには小松菜のみではなく豆苗も添えるようになっていた。
ともあれ、活動領域が広がってよかった。
近づかなかったが、彼は豆苗が好きで、もっとも滑りそうなイスの上に落ちているそれの欠片を求めて着地し、くるくると滑って回って、せっかくの豆苗の欠片を床に落とすようなことを繰り返し、仕方がないので、彼の菜差しには小松菜のみではなく豆苗も添えるようになっていた。
ともあれ、活動領域が広がってよかった。
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