床で見上げているのがバタオ
バタオを見ているとキュー様を思いだす。
9代目のキューは、中興の祖にして、大天才であった。初代のヘイスケも賢い文鳥だったが、キュー様は人語を完璧に理解する異常性を時折示し、尊敬に値した。
例えば、3羽目の妻に言い寄られた彼は、飼い主の肩に飛んできて、「なんか変な子がまとわり付くんですけど!」と言いたげなので、「キューちゃんの嫁さんになりたいんだよ」と言うと、合点承知!!とその変な子のところに行って、ペアとなってしまった。さらに老いて脚が弱まり上段の止まり木に止まれなくなったので、板状の止まり木を斜めに設置してスロープ状にしたところ、すぐにその意図を理解して、スロープとして利用した。普通、見たことのない物が居住スペースに出現すれば怖がって近づかないものだが、彼は即座に利用を始め、2、3度足を踏み外して落ちながらもめげず、しっかり有効利用していた。
一方のバタオは、真逆である。もともと意味もなくカゴの中でバタバタ大騒ぎするのでその呼び名となったのだが、彼、自力ではカゴから出て来られない。出入口は開いていて妻のウメはそこから飛び出していくのに、真似できず、カゴの中でバタバタする(出て来たいのである)。仕方がないのでつかみ出してテーブルの上に置いてやるのだが、落ち着きが無いので、たびたび床に落ちる(飛翔能力はあるので軟着陸する)。飛べるので、自力でテーブルまで上昇するのだが、テーブルのヘリにしがみつこうとするので、滑ってまた落ちてしまう。そして、その失敗に学ばず繰り返す。そこで捕獲して中間の高さのイスに乗せてやると、今度はやすやすとテーブルの上に飛び乗り、そして不思議そうな顔をして下をのぞく。なぜ今回はうまくいったのかわからず、当然、飛べなければ1ステップおけば良い、などとは気づかないわけだ。
頭がのんびりな子は、これまでに何羽もいたが(ノロとかリオとか)、大天才に対する大魯鈍とでもすべきか、ここまで突き抜けてしまうと、いっそ尊敬に値する・・・かもしれない。・・・今後とも、精々がんばってもらいたい。
9代目のキューは、中興の祖にして、大天才であった。初代のヘイスケも賢い文鳥だったが、キュー様は人語を完璧に理解する異常性を時折示し、尊敬に値した。
例えば、3羽目の妻に言い寄られた彼は、飼い主の肩に飛んできて、「なんか変な子がまとわり付くんですけど!」と言いたげなので、「キューちゃんの嫁さんになりたいんだよ」と言うと、合点承知!!とその変な子のところに行って、ペアとなってしまった。さらに老いて脚が弱まり上段の止まり木に止まれなくなったので、板状の止まり木を斜めに設置してスロープ状にしたところ、すぐにその意図を理解して、スロープとして利用した。普通、見たことのない物が居住スペースに出現すれば怖がって近づかないものだが、彼は即座に利用を始め、2、3度足を踏み外して落ちながらもめげず、しっかり有効利用していた。
一方のバタオは、真逆である。もともと意味もなくカゴの中でバタバタ大騒ぎするのでその呼び名となったのだが、彼、自力ではカゴから出て来られない。出入口は開いていて妻のウメはそこから飛び出していくのに、真似できず、カゴの中でバタバタする(出て来たいのである)。仕方がないのでつかみ出してテーブルの上に置いてやるのだが、落ち着きが無いので、たびたび床に落ちる(飛翔能力はあるので軟着陸する)。飛べるので、自力でテーブルまで上昇するのだが、テーブルのヘリにしがみつこうとするので、滑ってまた落ちてしまう。そして、その失敗に学ばず繰り返す。そこで捕獲して中間の高さのイスに乗せてやると、今度はやすやすとテーブルの上に飛び乗り、そして不思議そうな顔をして下をのぞく。なぜ今回はうまくいったのかわからず、当然、飛べなければ1ステップおけば良い、などとは気づかないわけだ。
頭がのんびりな子は、これまでに何羽もいたが(ノロとかリオとか)、大天才に対する大魯鈍とでもすべきか、ここまで突き抜けてしまうと、いっそ尊敬に値する・・・かもしれない。・・・今後とも、精々がんばってもらいたい。
コメント