「社会的距離」を保つ文鳥たち
個人的には、欧米に比べればまったく緊急事態に当たらなかったが、その宣言もようやく解除されることになった。もちろん、意味はある。もし注意喚起程度で死者が10倍になっていたとしても、欧米に比べればまだ少ないのだが(参考記事)、100人が1000人になれば、900人余計に死んでしまうのは事実だ。その900人に自分が含まれない保証など無いし、貴重な人命を救うことが出来たと言えるのである。
ただ、問題は、安倍首相の給食マスクだ。我が家にはまだ届いていない。国民のために緊急に配布してこそ意味があったのに、大多数の急場にはまるで間に合わず、国民に行き渡らないマスクをかたくなに生真面目な首相が装着し続ける姿は、マヌケにもほどがある。本来、あの出たがりの女房にマスクを作ってもらえば、よほど国民に範を示せたものを。まったく、一国の宰相をあの体たらくにした者たちは、責任を負うべきだと思う(検品させた者が最大の「ズレ子」である。この場合は、品質よりスピード。「拙速は巧遅に勝る」などという兵法風味のビジネス格言がお好きな政治家や官僚のおじさんは多いのでは?)。
ウチの年寄りは、暖簾にしていた文鳥手ぬぐいから、せっせとマスクを作って、仲間内に配っていたようだ。・・・開催が危ぶまれる東京オリンピックのロゴと同じ藍の市松模様だから、都知事閣下に進呈すれば良かった、と今さら後悔中だ。
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