リーダーの自覚

​​白文鳥(アリィ)に興味をもったオボン​​

 飼い主のさえずりの弟子オボンは、非凡な十姉妹だ。口笛の真似を始めるだけでも規格外だが、十姉妹隊7名の責任者としての自覚が半端ないのである。
 我が家の十姉妹たちは、カゴに戻るのが苦手だ。特に「ナカ」「マル」はヒナ換羽中でもあって、神経質に飛びまわって、肩や腕に止まらせ、カゴに近づけることで、自主的に戻らせようとする飼い主の思惑を理解できない。そうした際に、オボン・コボンはカゴから出てきて、「ナカ」「マル」を誘導しようとする(ただし失敗して、手間が増える)。
 オボンは他の十姉妹たちがカゴに戻るのを見届け、最後にカゴに帰ると、きょろきょろと見まわして、納得した「表情」になる。その様子は・・・、真相こそ不明だが、しっかり数を数えて確認しているように見える。
 彼の母は、新入りの未来の夫(コーシ、オボンコボンナカマルの父)が他の十姉妹をイジメようとした時に、さっと横に付いて、脚を押さえて制止して、飼い主を大いに感心させ、名前がリーダとなった十姉妹だ。その遺伝子を、オボンは濃厚に引き継いでいるに相違あるまい。
 オボン君の今後の活躍に期待したい。

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