弟子のおぼん

​​ステキなお腹​​

 グチョグチョと手本のないまま唄(さえずり)の練習をする十姉妹おぼんに、「ポペチョポペチョ・ピピピピピピ」とテキトーに作った節回しの口笛を吹いてやると、おそろしく真剣な表情で聞き入っていたが、それからと言うもの、彼は毎日毎日、飼い主の口笛に近づくべく努力している。そして、本日、かなり口笛に近づきつつあるのが聞き取れるようになった。大したものである。
 今日、おぼんの弟か妹を分譲した際に、飼い主さんが、先々代の十姉妹は自分の名前が言えた、と仰っていた。さもありなん、である。他に手本がなければ、飼い主の「鳴き声」を真似る他なく、繰り返し聞くのは自分の名前なので、それをベースにさえずりを構築することになるはずだからだ。
 残念ながら文鳥や十姉妹はインコとちがって人の声の真似が不得意だが、その中でもさえずりの才能に恵まれた個体がいるはずで、その子らがおそらくは努力により、苦手を克服しても何ら不思議はないのである。
 おぼんちゃんのお歌の完成がたのしみだ。
 ところで、オリンピックのマラソン。気温の話でデータを拾ってみたので載せておく。
 来年の「東京」オリンピックで女子マラソンが開催されるのは8月2日だが、今年のその日、東京は酷暑の35.1℃に達し、私に、これでマラソンなどさせて良いのかと思わせたものだが、札幌にしても34.2℃で、その差は1℃未満であった。

 一方で、男子マラソンの開催日である8月9日では、札幌の30℃以上の最高気温が東京を上回るケースが、最近の30年間で5例もあった。つまり、六分の一は逆転しているのである。具体的には、2010年東京28.9℃、札幌30.2℃、2006年東京27.3℃、札幌32.7℃、1999年東京33.1℃、札幌34.6℃、1988年東京26.2℃、札幌30℃、1986年東京29.2℃、札幌31.5℃だ。
 いずれにせよ、杜撰な話で、困ったものである。

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