鉱物飼料は意味あるか?

​​カメラに突撃してくる子ヒィロと、無視してトウモロコシを食べる母フィン​​​
 突然ながら、某社の小鳥用鉱物飼料に「良質のグリットはエサの消化に不可欠です」とあるのは本当か、考えている。なお、「グリット」は粗目の砂粒のことだが、飼料のそれは1mm以下の粒子だ。
 鳥には筋胃、別名砂嚢という組織がある。歯が無いため、口で咀嚼せずに飲みこむことが多いので、胃の中で食べ物をすりつぶす必要があり、そのために砂粒や小石などを胃の中にためて(胃石)、砕くための道具にしている、と考えられている。そして、それは、文鳥でも同じだが・・・。
 改めて冷静に考えると、砂では胃石になるまい。細かいので胃に留まらずに排泄されると思うのである。では無意味かと言えば、そうでもないと思う。細かくても硬度が高い粒が混じっていれば、筋胃内での撹拌の際に食べ物を砕く助けになるし、洗剤のクレンザーのように、胃壁を正常に保つ効果もあるように思われるのである。
 ウチの者どもは、「グリット」は好まず、もっぱら塩土を食べているが、これも同様で、胃の中を綺麗にするクレンザー効果があるのではないかと思う。つまり、鉱物飼料(ボレー粉も含む)の効用の第一は胃壁に対するクレンザー効果で、栄養面は副次的なものに過ぎず、「消化に不可欠」とまでは言えないが、保険飼料として意味があるように思える。
 では、胃壁の構造を検証したいが・・・、鶏肉の砂肝を料理してもあまり多くの知識は得られないかな?

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