いろいろ縁のあるみなさん
ニュース専門チャンネルと称しつつ、なぜかプロ野球の千葉マリーンズのホームゲームを全て放映す『日テレNEWS24』で、サッカーの日本代表の試合が、ロシアの地方都市エカテリンブルク市で開催され、日本語のパンフレットが用意されるなど、ロシアの他の都市には見られないほど、親日的だと紹介されていた。
知ったかぶりしてもすぐにボロが出てしまうが、これを聞いて、『大黒屋光太夫』という歴史上の人物名が頭に浮かんだのは本当だ。で、改めて調べた。
大黒屋光太夫は伊勢(三重県)の廻船問屋の船長だが、駿河湾沖で暴風にあって漂流、カムチャッカ半島まで流されロシア帝国の影響下にあった島に漂着、いろいろな経緯があって、1789年、モンゴルの北のイルクーツクにたどり着き(光太夫配下の船員2名も定住しているが、イルクーツクは日本人漂着民を収容する町とされていたようで、それ以前から定住者がおり、1753年には日本語学校が首都から移設されている)、さらに女帝に謁見し帰国の許しと助力を得るために、首都サンクトペテルブルクへ向かったが(当時は冬季に極寒のシベリアをソリで移動する)、その際の経由地がエカテリンブルクなのである。
なぜ現在のエカテリンブルクが親日的なのか不明らしいのだが、サンクトペテルブルクとイルクーツクの結節点として、日本人漂流民の子孫たちも移り住んだはずなので、そうした長い長い歴史的な縁が底にあるのかもしれないな、と思った。
それで↑だが、ヒサとシルバ・クワァ、仲良し3羽でつるみながら、痴話げんかしているところ(手前の美男子はマツ)。3羽暮らしさせたいところだが、ヒサとシルバはおそらく母違いの姉弟で、ヒサとクワァは母方のいとこ。ペアにして子孫を残すのは、避けたいところだ。
違ったもの同士が惹きつけあって欲しいのに、血縁が濃くてそれだけに似た者同士が惹きつけ合っているようだ。どうしたものか、悩ましい。
コメント