今日のキョンキョン


​​我が家のキョンキョン​​

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 先に、最近こだわった政治ネタにけりをつけておこう。
 政党なり政治家の行動を評価する際に、レッテルを貼ったりフィルター越しであっては、判断を誤る。誤れば自分の国の存立が危うくなる。何党だからダメとか、誰それは何とかだからダメ、などと聞く耳持たないようでは、自由民主主義国家の主権者としては、あまりに大雑把で無責任に過ぎよう。何党だろうと誰彼であろうと、その主張に論理的一貫性を認めれば傾聴すべきだ。
 それは日常において、誰の意見であれ正しいものには従う心がけこそが、誤った判断を防ぐのに役立つのと同じことだと思う。文鳥の飼育にしても、誰か一人の見解に依存して自分の頭で考えずに真似をすれば、重大な結果を招くことにもなる。実際、飼育本には、本当に飼育経験しての記述なのか怪しい、いい加減どころか明らかな誤りを含むものが多い(特に最近のものは、基本的な部分で無知が目立つ。昔のものは手乗りについて理解が浅い)。獣医さんにしても、個々に見解は様々で、部分的に偏った見解を持つ人も、普通に存在するものである。やはり、しっかりと、個々の見解を論理的に取捨選択する姿勢が求められる。
 ​レッテルを貼らず、その見解の是非を正しく評価​できる、そのような有権者、そのような飼い主像こそ、理想と言えよう。
 と、それはともかく小泉今日子さんだ。
 いつの間にか演技派(それもあざとい演技のできる)になっていた南野陽子さんに感心して、少し面白くなっていた大河ドラマだったが、今週はなぜかスペシャル番組だったので、チャンネルを変えてしまった。
 で、昔のドラマ『華岡青洲の妻』にあたって、文鳥たちに隠れてリモコンをいじるのをやめた。見たことが無かったそれの配役がすごかった。江戸時代の医師青洲役が三浦友和さん、その妻役が小泉今日子さん、母が森光子さんで、妹が川越美和さんだ。
 三浦友和さんと言えば、今の大河でも伊達政宗みたいな島津斉彬を演じる渡辺謙さんが(斉彬は物静かで聡明な人だと思う)、活き活きと伊達政宗を演じた大河で、その腹心の猛将伊達成実役が印象に残る。二枚目でかえって損をしてしまったように思えるのだが、実際はとても演技派の役者さんで、華岡青洲も迫真の演技だった。もちろん森光子さんはさすが重鎮の演技力で、この二人はプロだったが、他がまだアイドルでアマチュアなので、何だか不思議であった。
 小泉さんがもろ肌脱いだり口移しをしたりの色気狙いの演出で、演技力を期待していない気配だったが、そのようなものを抜きにしても、何か光るアマチュア演技は、今の自然なプロ演技につながる天性なのだろうか、と感心して見ていた。さらに、川越さん。35歳にして孤独死という最期で世間を唖然とさせたが、ものすごく下手なせりふ回しの脇役ながら、なぜか演技が頭にこびりつく不思議な女優さんだったと私は思っている(何かの時代劇で確か織田信長の父親の側室役だったと思うのだが、不思議と印象に残っているのだ)。この『華岡青洲の妻』でも、上手いのか下手なのか・・・、セリフ回しだけなら最悪だか、表情やしぐさは不自然でない、という特性を発揮していた。不思議な才能を生かしきれなかったのは、残念なことだ。
 調べたところ、1992年にフジテレビ系で放映されたドラマであった。意外な発見で得をした。
 そうした小泉今日子さんの若き日の熱演を見て、目の前のウメちゃんなのである。・・・そっくりだ。同意は求めないが・・・。
 「ツイカちゃん頭大きいね。かわいいね。ドラえもんみたいだね」と褒めていると、最近ツイカに付きまとっているウメが現れるので、「ウメちゃんもかわいいね。小泉今日子みたいだね」と呼びかけるのが常となっている。
 小柄で頭が小さいので全体にスマート。あの禿げの梅干が、感慨深いな。​​​

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