いざりのイッツ

​​夜の放鳥終了後のイッツ​​

 譲位改元が意味のない日になった経緯を、産経新聞が報じているが(​​​コチラ​)、要するに、宮内庁に丸め込まれたのだと思う。本来、宮内庁にお伺いなど立てる必要はない。「元日に改元するので、天皇陛下のご負担にならないように万端調整よろしく!」、と、主権者である国民を代表する政府が指示を出せば済む話なのだ。
 宮内庁側は、「天皇陛下は31年1月7日の昭和天皇崩御30年式年祭を自ら営みたいと望んでおられる」と主張したとされているが、これまさに「玉座をもって胸壁となすことなかれ」の典型であり、その発言をした者は、速やかに宮内庁から放逐されねばならない。陛下のご発言を利用するなど、もっての外ではないか。
 そもそも、陛下ご自身が譲位を望まれ、その早期実現を図るべく努力している政府に、わがまま勝手な希望など仰るはずがない。もし万一にも、そのような独り言があったとしても、それに一々振り回されては、それこそ「陛下のご意向」に従ったことになってしまい、憲法に抵触してしまうことにさえ気づかないのだろうか?
 料簡の狭い自分たち役所の都合を、陛下のお気持ちを忖度したかのように主張するなら、宮内庁は害悪そのものとなり果てており、昔風に言うなら「君側の奸」だ。国民に「菊のベール」の存在を幻想させ国民と一体でありたいとする天皇家の在り方を阻害されては、すべてに対し迷惑でしかない。因循姑息、慣例を墨守するだけで、結果時代に合わない伝統を有名無実化させてしまうあの役所を、改革する絶好の機会だったが、何とも残念なことであった。
 それはともかく、後天的ペローシスとでも呼ぶべきイッツの脚が、さらに悪化したものか、今日から、右脚を上げてカゴの側面につかまることが出来なくなった。そのため、脚が流れてじっとしていられず、エサも食べられない様子であった。
 そこで、底網を互い違いに重ねてみた。格子状にしてつかまりやすくしたのだ。間隔が狭いと脚がはまってしまいそうなので、1列おきに間引いて間隔を広げたのだが、↑悪くなさそうだ。
 一方、イッツの娘トミの病状は悪化の一途となってしまい、今夜はツボ巣からも出にくい様子で、しばらく手の中で眠るような状態となった。目覚めると、もそもそもそもそと湯づけエサを食べ続けるのだが、もはや明日をも知れぬ。・・・回復してほしいのだが、それが小康を得るだけでまた同じことになるなら、苦しみが長引くだけにも思える。この悩みもいつものことだ。

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