ミー・ヒー・フー
しつこく指摘し続けるのだが、「ウチの文鳥はよく人になついているのよ!」とか「慣れてるのよ!」は、基本的に間違っている。
懐く(なつく)は、「慣れ親しむ。親近感をいだき、近づきなじむ」ことを意味していて(『大辞林』)、だんだん慣れてだんだん親近感を持ってだんだん近づいてくることで、例えば野良犬や野良猫に餌づけすると、始めは警戒して近づかないが、だんだん警戒心を解いて近づき、やがて頭をなぜるようなスキンシップも可能になるかと思うが、それが「なつく」である。
一方、手乗り文鳥が飼い主にまとわりつくのは、恋愛対象への愛情表現以外の何物でもない。毎日エサをくれるから懐いたわけではなく、飼い主のことを同種の生き物の中から選んだ伴侶として愛するから、ベタベタとまとわりついたりする。
幼い頃から人が餌づけ(=給餌)をすることで、エサをくれる人を親だと見なす「刷り込み(インプリンティング)」現象が起きることは知られているが、あれは正確には、親=自分と同種の生き物=恋愛対象となる存在、との刷り込みが起きるのである。将来、繁殖のパートナーを探すに際して、その相手は脳裏に刻まれた「親」の姿かたちをした生き物となる。
手乗り文鳥にとって、人間は、自分と同種の生き物=恋愛対象となる生き物なのである。しかし、文鳥という生きものは、同種の生き物と集団で仲良く生きるような習性を持たず、基本は夫婦で生活し、他の同種の生き物は、むしろ自分たちのテリトリーを侵すライバルに他ならない。つまり、伴侶と認めて愛しているのが飼い主なら、その文鳥は他の人間とは仲良くしないのが当たり前なので、「人になつく」のではなく「その人を愛している」と見なすのが正解である。
手乗りには人に対して「なつき度合い」があって、何やらランク分け出来るように誤解されがちだが、そのようなものは無い。と言うより有り得ない。その飼い主は伴侶と見なされ愛されているかもしれないが、他の人に同じように接するはずがないのだ。手乗り文鳥は、人間をフレンドリーな生き物として認識しているのではなく、あくまでも自分と同じ生きものと見なしており、唯一の伴侶は、その集団の中から選ばれたオンリー1なので、他の人にはそっけない態度となる。私に対しては「なつき度合い」ランクAでも、他の人に対してはランクE、攻撃しても不思議ではない。
懐く(なつく)は、「慣れ親しむ。親近感をいだき、近づきなじむ」ことを意味していて(『大辞林』)、だんだん慣れてだんだん親近感を持ってだんだん近づいてくることで、例えば野良犬や野良猫に餌づけすると、始めは警戒して近づかないが、だんだん警戒心を解いて近づき、やがて頭をなぜるようなスキンシップも可能になるかと思うが、それが「なつく」である。
一方、手乗り文鳥が飼い主にまとわりつくのは、恋愛対象への愛情表現以外の何物でもない。毎日エサをくれるから懐いたわけではなく、飼い主のことを同種の生き物の中から選んだ伴侶として愛するから、ベタベタとまとわりついたりする。
幼い頃から人が餌づけ(=給餌)をすることで、エサをくれる人を親だと見なす「刷り込み(インプリンティング)」現象が起きることは知られているが、あれは正確には、親=自分と同種の生き物=恋愛対象となる存在、との刷り込みが起きるのである。将来、繁殖のパートナーを探すに際して、その相手は脳裏に刻まれた「親」の姿かたちをした生き物となる。
手乗り文鳥にとって、人間は、自分と同種の生き物=恋愛対象となる生き物なのである。しかし、文鳥という生きものは、同種の生き物と集団で仲良く生きるような習性を持たず、基本は夫婦で生活し、他の同種の生き物は、むしろ自分たちのテリトリーを侵すライバルに他ならない。つまり、伴侶と認めて愛しているのが飼い主なら、その文鳥は他の人間とは仲良くしないのが当たり前なので、「人になつく」のではなく「その人を愛している」と見なすのが正解である。
手乗りには人に対して「なつき度合い」があって、何やらランク分け出来るように誤解されがちだが、そのようなものは無い。と言うより有り得ない。その飼い主は伴侶と見なされ愛されているかもしれないが、他の人に同じように接するはずがないのだ。手乗り文鳥は、人間をフレンドリーな生き物として認識しているのではなく、あくまでも自分と同じ生きものと見なしており、唯一の伴侶は、その集団の中から選ばれたオンリー1なので、他の人にはそっけない態度となる。私に対しては「なつき度合い」ランクAでも、他の人に対してはランクE、攻撃しても不思議ではない。
飼い主は、ウチの子たちからベタベタ愛されたいのだが、残念なことに、我が家の環境では難しい。幼い頃から文鳥の姿を見て一緒に行動しているので、文鳥に対しても、自分と同種の生き物=恋愛対象との認識を持たせてしまうからだ。一緒に飛び回って遊べないので、飼い主は絶対的に不利だ。
今は、アラシっ子の3羽(キイ・ミト・ツイカ)が、まだ、鬱陶しいくらいにまとわりついているが、ふられてしまう日は近いだろう。・・・ツイカとミトが急接近中、姉弟なので、早めに妨害しないと・・・、どうしたものか。
今は、アラシっ子の3羽(キイ・ミト・ツイカ)が、まだ、鬱陶しいくらいにまとわりついているが、ふられてしまう日は近いだろう。・・・ツイカとミトが急接近中、姉弟なので、早めに妨害しないと・・・、どうしたものか。
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