文鳥の開眼は孵化11日目


隣カゴの「ヒデ」「ココ」とトウモロコシを食べる長老テン
 食べ物にあまり興味を示さなかったテンだが、最近豹変し、実によく食べる。食べ、水浴びをし、そしてまた食べ、食べ飽きると頭上への送迎を要求する。この調子なら、夏バテ知らずで10歳を迎えてくれそうだ。
 そのテンの息子に、弟子入りしそうなのがツイカだ。今夜は付きまとって、弟子入りを志願しているようであった。・・・とすれば、さえずりはブレイ流になるのか?最近はサカ坊流が全盛だったのに、不思議である。
 ↓↓のアラシっ子たちは今夜も元気そうで、白手羽の「オカ」は予定通り開眼したようだ(黒手羽「ワリ」は未確認)。
 文鳥ヒナの開眼は、孵化11日目で一定している。我が家では例外もないので、前後しても1日くらいではなかろうか?それでよくある誤解として、開眼=目が見える、と早とちりし、さらに「ヒナは最初に見たものを親と認識する」との『刷り込み』(インプリンティング)の知識を重ねて、開眼する前にヒナを親元から引き取らないと手乗りにならない、がある。
 こういった意見は、孵化18日目くらいまでは親鳥に任せて問題がないという膨大な経験則を知らず、生半可な知識だけで考えてしまった結果と思われる。文鳥の場合の実際は、眼球が露出する開眼後も、しばらくは視力が定まらず、親か否かの識別が出来ないので、『刷り込み』は起きないのである。
 個人的な経験則では、孵化14日目にはかなり見えてきて、孵化16日目を過ぎると、見慣れないものを警戒するようになってくる。そこで、我が家では親鳥からの引継ぎを16日目としている。なるべく親鳥に育てさせつつ円滑に手乗りにするには、このあたりが限度として良いかと思う。
 16日目頃の眠たそうな目が、キラキラと理知の光を放つ目に変わっていく、その変化も見どころなのである。

イブがさえずるのを待つツイカ(にらみ合いは5分間続きさえずってもらえなかった)

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