太く、なるべく長く

メスの可能性濃厚な「ヒデヨシ」と「ココウ」
 ホームステイ中の2羽、ぐぜりの兆候はなく♀濃厚となっている。さて、どうしたものか・・・。
 飼い主になったら、自分の文鳥が幸福に暮らせるように、いろいろ考えたり工夫をしたりするもので、年を重ねていくと、それなりに自信が付いてくるものと思う。結局のところ、「我が家が一番だ」と思えるようにしていくのみだと思うが、その際には、自分が文鳥ならこういったところで暮らしたい、といった想像力も働かせているのではなかろうか(「文鳥のため」と信じてそればかり探し求めるより、自分に置き換えて生活を考える方が、生活を共にする以上は、より重要だと私は思う)。
 文鳥を擬人化するのではなく、人を擬文鳥化する。私の場合、人の生き方としては、寿命が長いも短いも太い(生活の中身が濃い)も細いもない、といった哲学に共感するが、自分が文鳥だとすれば違ってくる。「太く、なるべく長く」だ。飼い主としては、太く、がすべてに先立つ前提で、そのうえでその時間を長くさせるべく、思案することになる。長生きを目的とせず、それは結果に過ぎないと見なしていると言える。
 ホームステイの2羽は、現在「太い環境」にいて、初期の不安を超え、ヒナ換羽に突入している。なるべく長く、やはり我が家にいてもらうべきか。

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