はなはだ品不足でも安いまま


つかの間の休息、水浴びするヒノ(見ているのはテイ)
 落ち着きのないアラシより、安定感抜群の抱卵をしているヒノは、放鳥時間も出てきて遊ぶ時間が短い。・・・まったく、もったいなさすぎる。
 店主ブログのほうに書くと差しさわりが大きくなるので、ここにぼそぼそ書いてしまうが、文鳥の生体の流通は、すでに壊滅状態にあるのでは?との印象を持った。卸売段階でごく少ないのである。
 想像をまじえて考えると、卸売業者の基本的な仕入先だったはずの繁殖農家が、衰退しきってしまい、需要を賄えるほどの出荷が出来なくなり、それでも長年の慣行もあって価格に反映されず、寡少で安価なまま、の最悪のパターンになっている。一方、副業的な小規模の繁殖家は、地域のペットショップと直に取引しているものと思われるが、地域の昔からのペットショップは廃業する一方なので、卸先が失われることになる。
 ・・・かくなっては、直に持ち込んでもらって買い付けるしかないかと思っている。価格は、個人的な価値観で勝手に決めてしまいたいが(色の違いなど好みの問題なので、基本的に価格差はゼロにしたい)、市場価格とのバランスがあるのでそうもいかない。・・・桜文鳥1,250円 、白文鳥1,500円、 シナモン2,500円、シルバー3,000円くらいで、売値は倍にしてしまえば、商売を知らなくても丸見えで実にわかりやすい。個人的には好みだが、白斑の多い桜はやはり一格落として1,000円、その他品種とは言えないミックスは、差別的になってしまうが500円か。
 何であれ、一日100円加算してしまうくらい育成のほうが重要な意味を持つことが、当たり前の認識になるように変わっていくのが理想だ。

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