同調すれば夫婦?


距離感が微妙な気もするヒノとアラシ
 「関東に流れるため、西にはほとんど雛が回ってこない」は、真に受けないほうが良いかと思います。量が少ないので流通しにくく、特に少数羽で仕入れしにくくなっているだけのはずなので、東西は関係ないでしょうね。・・・つまり、逃げ口上だと疑ってしまうのですが、「東京にみんな持っていかれる」的な表現をすると、納得しやすいから困ったものですね。
 文鳥の流通についての個人的な理想は、文鳥愛好者の自家繁殖ネットワークなのだが、実現は難しいだろうと思っている。よほどの行動力と、かなりの根性と、それなりの時間と、多少の資金力が必要と思われ、残念ながら私には無理である。
 販売で課税対象になるほど収益がなければ、動物取扱業の登録をする必要はないはずだが、そうなると、飼育繁殖の状態はノーェックになってしまう。現在の動物取扱業の現況チェックは、犬猫の取り扱いへの対処なので、小鳥の繁殖現場の実情に合わないが(死体を一時保管する場所を用意するように言われた・・・。百均の密封容器に収まる25gの生き物だぞ?)、無いよりはましだろう。
 より実情に合うように、ネットワーク参加者(登録者)の相互チェックで、ある程度信用を担保する必要があるはずで、そうなると、組織化しなければならない。当然、チェックするなら基準が必要で、「普通に家庭飼育している環境」で十分なのだが、これのチェック項目を定めるのは難しい。保温が~とか、エサが~とか、動物病院が~とか、それぞれにこだわりがあって良いが、それは普遍的な要件とはできない。考え方はさまざまで、客観的な基準はごく大雑把にしか設定できない。動物病院にしても、獣医さんの文鳥の病気に対する理解度に幅がありすぎて、基準には成り得ないのが現実化と思う。例えば、何とか菌を検査して検出されなかった親鳥のみ、などとしてみても、獣医さんには、それも小鳥治療の専門性がありそうな人でも、原虫と酵母と花粉と、いろいろ見分けができないケースがあるようだし、そもそもそれを病原菌として排除しなければならないものなのかさえ、明確な科学的根拠に基づいているか怪しく思えるくらい、小鳥の種の違いと病原の関係は詳らかとは言えない。
 いろいろで容易でない。

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