ミカンの食べ方は天才なサカ坊
でも、みかん好きナンバー1はアリィだ。そして、みかんジュース好きはフィン。食べ方でも、いろいろ個性があるから面白い。
さて、「このへんにしといたらあ~」と啖呵を切りながら、決まり悪いこと甚だしいが、最重要なことを指摘し忘れていたのを思い出したので(途中まで書いてコピペし忘れた)、あっさり前言を撤回し、臆面なく付け足してしまう。
文鳥の成鳥を迎える際に、動物病院に連れて行き、そのう検査でメガバクテリアとかコクシジウムだとか「カビ」が見つかり、「治療しなかったらどうなるんだろ」とあって、成鳥を迎える際の検査が推奨されていたのは、見過ごせない。もちろん、私はそれを不必要としていて、検査に行ったことがないし、それには後述のような私なりの理解に基づく『無意味』との判断もあるのだが、検査して悪かろうはずはない(変な獣医さんでなければ)。ただ、メガバクテリアとかコクシジウムの有無を検査で確認すべきだと理解しているなら、それは誤りとしなければならない。
治療しなかったら?普通に元気なままでどうにもならない、が答えとして正解に近い。その時のその獣医さんに言われたことを、そのまま真に受けて、しかも何年にもわたって正しい知識として教訓とするのは、当然といえば当然な態度だが、甚だやっかいなことに、それは認識が浅い。なぜなら、専門性の高い獣医さんですら、誤診はあり、思い込みもあり、また医学の進歩で見解が変わることもあり(これは人間の医療でもままある)、さらに、しばしば鳥種の違いを忘れてしまいがちだからである。こういう事を言えば、何を信じて良いかわからない、と嘆かれるかもしれないが、盲信せず、信じて良いが信じきらずに、自分でもしっかり調べ考えて判断していただきたい。
いわゆる「メガバクテリア」は、セキセイインコで問題とされる免疫低下症状を起こす感染症らしいが、「ブンチョウやラブバードで問題が見られることは稀」とされる(『コンパニオンバードの病気百科』2010年)。逆に、文鳥のヒナに重篤な症状をもたらすトリコモナス原虫による感染症は、「セキセイインコでは非常に稀」とされる(同書)。したがって、通常、文鳥の検査ではトリコモナスに注意し、セキセイインコでは「メガバクテリア」(マクロラブダス)への注意が必要になってくる。逆に言えば、文鳥に対する「メガバクテリア」、セキセイに対するトリコモナスの検査は、特に必要ないか、少なくても緊急性はない。
21世紀の初め頃に、ネット上の文鳥たちのあの子もこの子もコクシジウム、と診断されるような事態が見受けられ、飼い主を不安に陥れていたが、「ブンチョウで発症することは稀」(同書)とされ、「花粉とやや形態が似ており、セキセイインコで近年診断されるコクシジウム症のほとんどが、おそらくこれ」とも指摘されているのを見れば(今春紹介した)、ほとんどが杞憂であった可能性が濃厚だ。つまり、コクシジウムに感染していたとしても、その文鳥自体に悪影響を及ぼす可能性は低く、それどころか、獣医さんの誤認によりかなりの誤診があったと見なせよう。もちろん、発症しなくともコクシジウムを潜伏させていれば、キャリアとして他の鳥種へ感染させてしまう可能性はあり、悪影響を受けやすい鳥種なら生命の危険に及ぶことになる。つまり、セキセイインコなどと一緒に飼育する場合は注意が必要になるが、それでもその文鳥自身に悪影響がなければ、文鳥にとっては、その程度のものと言えなくもない。我が子(文鳥)の生命に危機が迫っているように感じて、目の色を変えて治療するほどのものとまでは言えないのである。
このように、鳥種による違いを踏まえ、文鳥の成鳥の生命を脅かす、いかなる病原菌を検査で発見すべきなのか考えると、残念なことに、特にない、ことになる。トリコモナスは成鳥では発症しないようだし、コクシジウムもそうで、「メガバクテリア」の類で文鳥に悪影響を及ぼしそうなものは、発見されていないのだから、発見し治療したい対象を見出し難く、特にその文鳥自身には影響なくても、いちおうコクシジウムが見つかれば治療しても悪くない、くらいの意味合いしか持ち得ないかと思う。
このように、鳥種による違いを踏まえ、文鳥の成鳥の生命を脅かす、いかなる病原菌を検査で発見すべきなのか考えると、残念なことに、特にない、ことになる。トリコモナスは成鳥では発症しないようだし、コクシジウムもそうで、「メガバクテリア」の類で文鳥に悪影響を及ぼしそうなものは、発見されていないのだから、発見し治療したい対象を見出し難く、特にその文鳥自身には影響なくても、いちおうコクシジウムが見つかれば治療しても悪くない、くらいの意味合いしか持ち得ないかと思う。
断っておくが、2chに上記の書き込みをした人は、少しも悪くない。そういった情報を確かと思える人から聞いて、それを良かれと思って紹介しているに過ぎず、親切なだけである。ただ、残念なことに、たまたまそれに有効な反論をする知識を持つ人がいなかったので、議論が深まらずに、その文鳥に関する情報としては有効性が疑われる情報だけが、完全に正しいように残ってしまっただけである。
このように、ずいぶん前に否定されているような情報でも、その場では当たり前の常識のようになってしまうのが、あのような掲示板の良いところであり悪いところなのである。やはり、用心すべきだろう。
このように、ずいぶん前に否定されているような情報でも、その場では当たり前の常識のようになってしまうのが、あのような掲示板の良いところであり悪いところなのである。やはり、用心すべきだろう。
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