真っ赤かで絶好調なヒノ
愛知トリエンナーレの件は、検査治療の上、里親会の実施が決まったとのことだ(ラウラ・リマ《フーガ(Flight)》に関する鳥の取扱いについて)。
散々な書き方をしているようだが、結果的に良かった、と私は思っている。物心ともに「授業料」が高く付いたが、穏便に済ませなかったおかげで、かえっていろいろ問題点が見えたし、56羽の文鳥たちは、意識の低いペットショップに流されよりひどい環境で値札付きの存在になるより、より意識の高い愛鳥家の元で暮らすチャンスを得ることができた。これは、関係各位のご努力の賜物である。
何より、普通、日本酒党がワイン通を兼ねず、同じお酒好きでも違うように、同じ愛鳥家または鳥の専門家でも、それぞれにジャンルが違えば知識が足らないのが当たり前で、自分のジャンルの専門性をそのまま他に延長して混乱を招かないように気をつけるべき、との教訓になった。私も、調子に乗って、文鳥以外で的はずれなことをしないように、気を付けなければいけない。
さて、ペットショップで寒風に吹きさらされる環境から我が家にやって来たヒノは、怖いくらいにピカピカのツヤツヤとなっていて、アラシとの同居を嫌がる様子もなく、我が家の生活にあっさりと慣れてしまった。今夜は、テーブル上のエサ場で、しばしカナリアシードなどを食べ漁るまでになった。
アラシとの同居生活では、ツボ巣の中にヒノが入り込み、ツボ巣の縁でアラシが佇むまで、距離感が縮まった。アラシとしては、たんに、ツボ巣から出て行ってもらいたいだけかもしれないが、『脈』はありそうだ。さらに期待したい。
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