爪切りたいタネ
生協の『北海道の粒コーン』も大粒で好評であった。これで、ローソンに買い出しに行かずに済む。
さて、ヒノ。今日も、念のため顕微鏡を覗いてみたが、特に異常は見当たらなかった。もっとも、異常な状態のフンを見たことがないので(見た目で異常とわかるので、フンの検査をしても意味がない)、確信は持てない。
普通は顕微鏡を弄ぶ趣味などないので、文鳥を外から迎え入れる際は、隔離して経過観察する程度しか出来ないものと思う。ところが、「PBFD・BFD・CHLの検査」が必要と、信じて疑わない人がいるらしいので、驚いてしまう。しかし、それは「バードならみな一緒、病気も一緒!」との思い込みからの誤解で、科学的な考え方ではないように思われる。例えば、人間とクジラが同じ哺乳類だから同じ感染症になると言ったらどうだろう?同じ鳥類でも、両者はかなり遠い関係なのである。
普通は顕微鏡を弄ぶ趣味などないので、文鳥を外から迎え入れる際は、隔離して経過観察する程度しか出来ないものと思う。ところが、「PBFD・BFD・CHLの検査」が必要と、信じて疑わない人がいるらしいので、驚いてしまう。しかし、それは「バードならみな一緒、病気も一緒!」との思い込みからの誤解で、科学的な考え方ではないように思われる。例えば、人間とクジラが同じ哺乳類だから同じ感染症になると言ったらどうだろう?同じ鳥類でも、両者はかなり遠い関係なのである。
せっかくなので、PBFDとBFDについて、『飼鳥の医学by横浜小鳥の病院』の懇切な解説を参照していただきたい(コチラ)。ともにセキセイインコの病気なのは明らかで、広く見ても、オウム・インコ類への感染が有り得るウィルス感染症であり、文鳥などのフィンチ類に関しては、特に言及されておらず、これは単純に考えれば、感染しないかありえても特殊例でしかないことを意味するかと思う。
そもそも、病名を英語名の頭文字で略称したものではなく、正式名称の日本語訳を見れば、どのような病気かは一目瞭然だ。PBFDは、オウム類の嘴・羽毛病。BFDはセキセイインコ雛病。間違いようもなく、オウム類やセキセイインコの病気なのである。
さらに、今一つのCHLはと言えば、正直に言えば、先程まで私はこの略称が何のことかわからなかったのだが、クラジミア(Chlamydia)の頭3文字を取ったものらしく、病名としては、普通、鳥クラミジア症と呼ばれ、別名オウム病のことと思われる。やはり、オウムだ。もちろん、オウム病は人獣(畜)共通感染症で、人間にも感染するし、ハトなどの鳥類はかなり感染するものらしく、文鳥にも感染の可能性があるはずだ。しかし、文鳥が感染している可能性は、ゼロではない程度と見なすのが正解かと思う。例えば、国立感染症研究所によれば(コチラ)、人が罹患したオウム病の感染源の60%がオウム・インコ類で、その三分の一、つまり全体の20%程度がセキセイインコからの感染とされている。ところが、手乗り文鳥は、セキセイインコ同様に飼い主との接触機会があるにも関わらず、問題視されず、今以上に文鳥を飼育する家庭が多かった昔にも、鳥飼いに多い謎の肺炎、が流行した気配もない。これは、文鳥には鳥クラミジアは通常感染しないか、感染してもごく一時的でキャリアとなりにくいか、実は鳥クラミジアは鳥共通ではなく細かに分岐していて、それぞれの鳥種特有のクラミジアで、病原性の有無にも違いがあることに、現代科学が気づいていないか、ではないかと思われる。いずれにせよ、迎え入れる文鳥に、これの有無を検査しても、あまり意味はないだろう。
文鳥の健康を考えるなら、文鳥やその近縁種に特有の感染症を特定し、その検査をしなければならないが、残念ながら、科学的に未知なので(そのような研究はアメリカで盛んらしく、彼らの研究対象はほとんどがインコに限定されるようだ)、経験的な外見での判断に頼る以外に無いのが現状だ。これは原始的なようだが、科学的にできないことを知っている無知の知による結論で、「バードならみな一緒、病気も一緒!」と情緒的な思い込みをして(かわいいのが一緒でも、種類は違う)、インコ類と混同してほぼ無意味な検査をするより、案外なことに、よほど科学的判断なのである。
文鳥の健康を考えるなら、文鳥やその近縁種に特有の感染症を特定し、その検査をしなければならないが、残念ながら、科学的に未知なので(そのような研究はアメリカで盛んらしく、彼らの研究対象はほとんどがインコに限定されるようだ)、経験的な外見での判断に頼る以外に無いのが現状だ。これは原始的なようだが、科学的にできないことを知っている無知の知による結論で、「バードならみな一緒、病気も一緒!」と情緒的な思い込みをして(かわいいのが一緒でも、種類は違う)、インコ類と混同してほぼ無意味な検査をするより、案外なことに、よほど科学的判断なのである。
文鳥でも、いろいろ検査すればいろいろわかるなら、そうなって欲しいものだが、残念ながら期待薄と言わねばなるまい。文鳥が好きな有能な(理系の)人に研究してもらいたいが、・・・好きだと実験や解剖がしづらいので難しいだろうなぁ。
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