過ぎたるは猶及ばざるがごとし

水浴びテンテン

 ボブ・ディランがノーベル文学賞だと言って、特定の世代が喜んでいるが、本人は迷惑なだけじゃないかと思う。傍目では、普段着で授賞式に行って、やる気なさたっぷりにぼそぼそとイヤミをかましてくれることに期待しているが、面倒くさいから行かないのではないかと思う。

 瀬戸内寂聴さんが、「誤解を招く言葉を94歳にもなった作家で出家者の身で、口にする大バカ者こそ、さっさと死ねばいい」と自己批判された件については(記事)、潔く立派な態度なので、以降触れる気はない。ただ、「アマ茶坊主」を、手塚治虫『ブッダ』で見つけたので、その点補足しておく。それはブッダの故郷を占領するルリ王子が、ブッダを挑発する場面で、「なんとかいえッ このアマ茶坊主 しもブクレのインチキ聖者ッ」と言っている。もちろん、誰も「しもブクレのインチキ聖者ッ」呼ばわりする意図はなかったので、誤解されないようにルリ王子のセリフの続きを書くと、「くされ大仏!ウオノメ頭!ラッキョオジンの耳だれ仮面!おちこぼれのふやけボーズ!!」となっている。まったく、ひでえもんだ。・・・手塚治虫のことなので油断できないが、「アマ茶坊主」も「ラッキョオジン」同様に特に意味はないのではないかと思う。

 さて、長老のテンは、急に涼しく、むしろ寒くなった今日この頃、やたら元気で、今夜は水浴びに励んでいた。
 靴底消毒推奨もそうだが、過ぎたるは猶及ばざるがごとし、で、元気過ぎれば、それはそれで不安にもなる。年寄りの冷や水にならぬように注意したい。

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