使える花言葉

ポン波平
 頭頂の羽毛を1本だけ立てるなんて、サザエさんのお父さんみたいだ。確か、波平さんはあれで東大出のエリート、娘のサザエは先妻の子で、フネは後妻、といった衝撃の設定が話題になったのを覚えている。それを聞くと、「母さん、後の味どうかしら?」のあの歌の意味合いも違った色彩を帯びてくるかと思う。
 それはさておき、昨日の墓前植栽についての補足を。
 うまくいけば、小さな黄スイセンの両サイドでハナニラが咲くのだが、その花言葉が実にお墓向きだった。もちろん、「花言葉なんてアホだ」との確信は揺るがず、あんなもの、色も形も変わった園芸種がどんどん出現していれば、印象も違ってきて意味をなさない、との理屈は鉄石のように硬い。
 さはさりながら、ハナニラの花言葉に「悲しい別れ」があり、黄スイセンの花言葉に「私のもとへ帰って」があると知れば、実にこのシチュエーションに好都合と思えるではないか。何であれ、利用できるものなら、有り、である。

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