ポンちゃんの水浴び動画、婆さんの素のナレーションが好評なようで、結構なことであった。
それはさておき、その婆さんが、卓上オブジェ(給湯ポット)から降りないテンのため、そこに枝豆を置いてやったら、ポンと違って可愛げのないテンだが、素直に食べていた。その様子を見て、食べきれないと思ったのかは知らないが、ノブが手伝ってあげていた。実に気の利く子である。
それもさておき、午前中に、たまたまEテレ(昔の3チャンネル教育放送)の画面で、十姉妹が室内に放し飼いになっていたので、何だろう?と見ていたら、文鳥がわんさか登場した。番組表を確認したら、まず間違いなく視聴することのない『日曜美術館』で(学芸員資格は美術の教養と無関係)、「あいちトリエンナーレ2016」の紹介であった。
トリエンナーレ?白文鳥発祥の愛知県なので、鳥エンナーレかと思ってしまうが、さにあらず。あいちトリエンナーレは、愛知県で2010年から3年ごとに開催される国際芸術祭で、トリエンナーレは「Triennale」、3年目ごとに開かれる展覧会の意なのであった。そして、その会場の一つに、豊橋市の水上ビルがあり、あの日本人が苦手とする発音のリオデジャネイロ(だが、NHKのアナウンサー様が苦戦するほど難しいかぁ?)の芸術家ラウラ・リマさんの複雑怪奇な止まり木状の芸術作品を、有り体に言えば小汚い庶民的ビル(アパートと称すべきか)の各部屋に展示し、100羽の小鳥たちに使用していただいているのである(アートニュースサイトの記事)。
古畳にペンダントスタンドの生活感あふれる空間を、実用性には大きな疑問符がつくオブジェが圧倒的な存在感で埋め尽くし、そこに、また庶民的な小鳥たちが日常生活を営んでいる、と、まあ実にアートしてくれているわけである。ご近隣にお住まいの方は、トリあえず、300円だったかで、芸術と文鳥の姿を堪能していただきたい(止まり木状オブジェで埋まった部屋では、飛び回るフィンチ系でなく伝い歩きが得意なインコ系だろうと、いちおうツッコミを入れておく)。
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