アリィ繁殖期の自覚?

カナリアシードをむくアリィ
 こうして殻をむくのに文鳥のクチバシの形状は、実に良く出来ている。下クチバシの根元側が内側にカーブして種子を乗せやすく、それに上から加圧するのに、若干キバ状になっているのだろう。
 前にも書いたが、カナリアシードは、おそらく大きさや形状が、↑のような文鳥の殻むき行為に最も適しているので、好物となるのだと、私は思っている。栄養とか味だけの尺度では、文鳥の嗜好性は理解できない。
 さて、アリィ。昨日に比べ、アイリングの赤みが増している。下部が真っ赤になり、おそらくこの血色が全体に及び、繁殖期のオスらしい状態になるはずである。つまり、繁殖モードに切り替えようかどうしようか悩んでいる状態から、繁殖へと切り替わってきたもの、と私は判断してしまう。
 こうした感じで、人間の顔色が毎日同じとは限らず、多少の顔色の変化は、必ずしも健康状態と直結しないのと同様に、文鳥の血色も一定ではない。細かく見すぎれば、全ておかしく見えてしまうので、心配には加減が必要で、エサを食べているかとか、動きに異常がないかとか、他の様子と総合して判断する必要がある。
 そのように書けば、難しいことのようだが、些細なことで「病院!」と騒いで思考停止にならず、少し余裕を持って毎日見ていれば、たぶん誰にでもコツがつかめるものだと思う。
 ・・・明日もアリィの横顔かな。

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