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案外に慎重なイブ
NHKの朝ドラで、他人が何を考えているかわかってしまう青年が登場し、「他人の本性がわかる」とされていたので、「それは『本音』だろ!」と、画面にツッコミを入れていたことがある。
辞書に曰く。
【本音(ほんね)】「本心(いつわり飾らない心。表面にあらわれていない、その人の本当の気持ち)から出た言葉」
【本性(ほんしょう)「生まれつきの性質。本来の性質」
人間がその場その場で考えている内心など、実にあやふやで、新たな情報により次々に変わっていくだけだ。そのようなもの、例え聞こえたところで、どうと言うこともあるまい。その時々の相手の考えが分かるなら、それが自分の意に沿わなければ、言葉と態度で変える努力をするだけ。分かれば便利だが、普通は不便なので、誰であれ、相手の表情や仕草で本音をくみとって、多少ともそうした努力をしている。
で、文鳥はと言えば、おそらく、本音だけで立て前に基づく行動はまず無い。本心のまんまで、その点、文鳥に限らず、人間以外の生き物に「ピュア」(笑うところかと・・・)魅力を感じる人も多いように思われる。
だが、個人的には、そこに興味はない。もちろん、文鳥や犬の行動に、相手を意識した演技性が見出された時に、人間とてさして特殊ではないと、安心させられて面白がって入るのだが、むしろ、持って生まれてくる個性としての本性の相違に、驚異を感じるのである。
なぜ、こんな話を書いているのか?
豆苗好きのイブが、木の器の周囲をウロチョロウロチョロし、女房タネが平気で乗り、それを見て、自分も器のヘリをかじるまでしながら、覗き込むばかりで乗れないのを見て、「こういうのが、本性の違いなのだろう・・・たぶん」と思ったのだ。
豆苗好きのイブが、木の器の周囲をウロチョロウロチョロし、女房タネが平気で乗り、それを見て、自分も器のヘリをかじるまでしながら、覗き込むばかりで乗れないのを見て、「こういうのが、本性の違いなのだろう・・・たぶん」と思ったのだ。
とりあえず、頑張れ、イブ。
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