別れもままならぬ

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ノブちゃんジェラシー
 アト氏は、いよいよいけないようだ。放鳥時、いつものように頭上のツボ巣に入れたのだが、間もなく、真下のクッションに落下、拾い上げて元に戻したところ、しばらくして、翼を広げてジャンプして床に落下した。
 拾い上げて、お腹がすいたのかとテーブルの上に置いたが、片翼を開いたまま気息奄々の様子で、身じろぎもしない。仕方ないので、カゴの巣に戻したところ、これまた、間もなく、身を乗り出して下に落ちてしまう。となれば、手乗り文鳥の最期に多いパターン、手のひらを求めている、と考えるのが妥当だろう。
 そこで、そうしたのだが、その様子を警戒して他の文鳥たちは寄り付かず↓、ノブちゃんは嫉妬して、アト氏の頭に乗ってつついたりする始末。やむなく、アト氏を服の中お腹の上あたりに入れて、ノブちゃんの相手をし、それやこれやで放鳥時間の終了時間となったが、アト氏が臨終を迎えることはなかった。
 大きな頭はなんとなくゴツゴツし、クチバシの横の根元あたりに、血が凝固し、と、いろいろ問題が起きているものの、彼の基礎体力は、簡単には心臓を休めさせないのだろう。・・・胃腸も丈夫なようだし。
 他の文鳥たちを帰宅させ、さらにアト氏に付き合うべきかと思ったが、ツボ巣から引っ張り出すと攻撃されたと勘違いしそうなので(たびたび類似行為有り)、やめた。
 これが人なら、医者まかせにするしかない面が有り、もし犬なら、私の場合、安楽死を考えるのではなかろうか(昔、なかなか決断できなかったが)。その点、文鳥は長々とは苦しまないように思えるので、その点、・・・終点が見えるだけに負担も少ないのではないかと思う。
 
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