20年ぶりの購入ヒナ雑感

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こちらぶ厚いクチバシがチャームポイント、ウチの11代目イブ
 
 ノブちゃんは、下降飛翔も出来るようになり、エサをいくらかは自分で食べるようになった。まだ、給餌を受けてくれるが、これも時間の問題だろう。・・・ずっとヒナでいてくれて構わないのに。
 ショップで購入するヒナに共通することかわからないが、自家繁殖の1~3羽っ子ばかり育てていた目で比較してみると、案外違いも多かったような気がする。まず、購入から数日のフンが臭かった。ウチの流儀では敷材は牧草(チモシー)で、良い匂いがするのだが、その匂いが悪臭にかき消されてしまっていたのだ。
 なぜ、そうなるのか?繁殖サイド(おそらく農家)が与えていたエサに、魚粉が多く含まれていた可能性も考えられるが、その残滓は1、2日で無くなってしまうはずなので、主因ではないように思われる。やはり、「腸内環境」に問題があったように思える。
 ウチの子に比べて体格が小さく、当初の体重の増加が順調さを欠いたのも、ほっぺたなどの羽毛が薄く見えるのも、「腸内環境」の影響とすれば、こうした状態に、環境変化のストレスなどが加われば、いわゆる悪玉菌がバランスを崩して大増殖し、体調の悪化をもたらすのかもしれない。正確には菌ではないがコクシジウムなどの原虫も、そうした悪化している腸内環境に、ストレスが加わったことで、増加、発症に至るのかもしれない。
 そうした素人の当て推量が正しいか否か分からないが、 お迎え当初は特に、温度管理とエサの内容に留意する必要があるとの、一般論と符合はする。・・・乳酸菌、ビオフェルミンも効果があるのか、・・・何となくありそうだ、の感触だが、客観的とは言えぬ。
 コクシジウム云々を気にする人も多いが、私はあまり気にしていない。一時期セキセイインコでそれが多発したとされ、おそらくセキセイでは感染が一般的ではないと見なす専門医(小嶋氏)から花粉の誤認と、ほぼ断定されているのは、改めて項目を読んで「目から鱗」の思いだったが(あの本は専門性が高いので、必要に迫られた際に拾い読みしかしない)、よほど重篤な状態で放置しない限り、 文鳥の成鳥に蔓延させるほどの感染力があるようには、ちょっと思えない。
 気にする人は、いっそ光学顕微鏡を買って、糞便検査くらい自分でやってしまっても良いと思えてきたので、おもちゃ的安物を中古で入手して覗いてみたが、百倍では自信が持てなかったので(綺麗な状態で花粉もなかった【テキトーに作ったプレパラートなので気泡があった】。それ以上の倍率のレンズはくもりがあって不明瞭)、 もう少し見やすそうな物を入手し、再チャレンジしてみる予定だが、それが発見できても、何とも思わないかと思う。文鳥にとっては、常在菌のような位置づけなら、無理して駆除すれば、弊害の方が大きいかもしれないからである(それだけを薬で駆除するのは不可能)。
 何であれ、無事に成長してくれていて、一安心だ。 
何か食べてるノブちゃん
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