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避難中の文鳥諸君
放鳥中に震度3~4の地震があった。直下型のズッズッズ~ンといった縦揺れだったが、テーブル上で食事中の皆さんは、一目散に頭上に逃げ出し、しばらく、そこでくつろいでいた↑。
文明的な現代人には、人間的空想でしかない能力を、野生動物が持っていると信じてしまう人が多いらしい。文鳥についても、地震を予知するとか、幽霊が見えているとか、 主張したがるわけである。
しかし、野生動物の超能力とは、自然界で生き抜くために選択淘汰されて磨きぬかれた特殊能力で、要するに、その環境で生きるために必要な能力でしかない。
さて、文鳥が野生で生き抜く際に、地震予知が必要だろうか? 揺れたら上空へ逃げれば良いので、不必要だろう。では、死後の魂なり霊体なるものが存在したとして、それを感じることに利点があるだろうか?その親切な幽霊さんが、外敵の接近などを教えてくれるなら、きっと恐るべき霊能力者に進化した生き物がいるはずなのだが、残念ながら、そうしたものは存在しないようだ。文鳥も、物理的世界で生きるのに忙しいので、霊界とのチャネリングなど楽しむ能力を磨く暇はないだろう。
物理的と言えば、何度か書いたが『もののけ姫』その他の、野生動物は長命になるほど巨大化する。つまり、生きている限り成長を続ける、という空想を思い出す。自分も人間という生き物で、百歳を超えても身長が3mにも達せず、それどころか、骨が曲がって縮んでしまうものだと知りながら、である。
生まれて成長し老いて死んでしまうことになる、人間と同じ生き物でありながら、文鳥は、あの小さな体でキビキビ動く特殊能力を持っているし、人間の目から見れば、穀物を上手に剥くのさえ特殊能力と言えるかと思う。人間的空想の特殊能力を仮託するより、実際から、いろいろな特殊能力に感心したいと、私は思う。
生まれて成長し老いて死んでしまうことになる、人間と同じ生き物でありながら、文鳥は、あの小さな体でキビキビ動く特殊能力を持っているし、人間の目から見れば、穀物を上手に剥くのさえ特殊能力と言えるかと思う。人間的空想の特殊能力を仮託するより、実際から、いろいろな特殊能力に感心したいと、私は思う。
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