夫マナツのさえずりに、すっ飛んできたクリ
文鳥の聴覚は、さほど優れたものではない、とされているようだ。しかし、生き物の能力は、何を基準にするかの【定規】の違いで、どうにでも言えるものであり、こちらが優れ、あちらは劣る、と同じ【定規】で単純には測れない。
文鳥にしても、鳴き交わす生き物として必要な能力は、十分に発達しており、音楽を聴き分けて好みがあるとかの研究もあったが、それは当然だ。何しろ、彼らは、自分の伴侶の鳴き声を聞き分ける。他の文鳥の鳴き声とどのような違いがあるか、残念なことに飼い主には分からないが、彼ら同士はそれを容易に聞き分けている。
例えば、↑マナツが他のメス文鳥にさえずりを始めると、どこかで拾い食いしていた(おそらく、テーブルの下に落ちていた煮干を漁っていた)妻クリが、まさしく、飛んでくる。 マナツはもてるので、妻クリには聴力を研ぎ澄ませる日々が続くだろう。
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