移り気なラクさん

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タネに言い寄りイブに邪魔されるラクさん
 
 相変わらず、子孫(孫の孫)フィンの追っかけをしているラクさんだが、一方で、タネにも言い寄っていて、その旦那イブを困らせている。
 文鳥という生き物は、実に面白いことに、人間的なつじつまの合う行動を、人間より少し単純に実行しているように思える。ラクさんの場合、一緒に育った幼馴染で最愛の女房だったシューに先立たれ、その面影を子孫のフィンに感じて(確かに外見は似ている)、その追っかけをし、一方で、幼い頃三羽で一緒に育ったイブの女房タネに言い寄る。節操がないようだが、タネへのさえずりも、私の解釈では、シューを追い求める気持ちの表れに他ならない。ラクさんにして見れば、イブと亡妻のシューは、幼い頃いつも一緒にいた存在なので(イブとシューは成長に伴い仲違いする)、現在イブと一緒に行動するタネは、シューと見なすべき位置にあるのだ。
 すべてが、このように亡妻の面影を求めるかと言えばさにあらずで、まったく違ったタイプに恋愛感情を抱くようになる者もいて、なんとも面白い。指先ほどの脳みその中身は、計り知れない謎である。 

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