不出来は不出来なりに育てるだけ

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羽繕いをするようになり目つきが変わってきたかもしれないリオくん
 
 可能性など無限大だが、現象として存在するのは、現在の状況が良好か不出来か、それだけである。リオくんが、このまま不出来のままなら、不出来な子、テッシュペーパーとして、我が家で一生を過ごせば良いだけ。良好に変わるなら変え、変わらなければ、それぞれの不出来の度合いを把握して、それに沿った付き合い方をする。難しく考える必要はあるまい。
 
 で、今日も、飼い主によるリハビリ、もしくは特訓、さらには「かわいがり」は、「粛々」と実行された。 
 そもそも彼は、大型商業施設の一画にある自然光の射さないペットショップの片隅で、ペアで売られていたらしいので、文鳥の姿は見慣れていたはずで、実際、我が家に来た当初は、他の文鳥たちに興味を示し、にじり寄ったりもしたのだ。ところが、家庭内野良文鳥の暴翔族である我が文鳥軍団の動きは素早すぎ、彼が別の生物ではないか?と疑うようになったとしても不思議はない。となれば、自分も同じように動けるようになることで、真文鳥への道は開かれよう。
 そうプロファイリング?して、本当はたんに面白いので、部屋の隅から頭上休憩場へ向かって、3回、かなりのスピードが出るように放り投げてみた。これは、手応えありだった。強制水浴び後に、体をふって羽づくろいするようになったし、飼い主の手に対し、多少逃げようと試みるようにもなった。様子を見に来るフィンやアラシの姿に反応するようにもなった。
 何となく、自分は飛べる生き物で、今まで別の生物と思い込んでいた他の文鳥たちと、ひょっとして同じ生き物なのでは?と感じ始めたのかもしれない。多少天井に頭をこすっても、この特訓は続けよう。

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