ノッチにどやされるフィン
ようやく、エサ場に活況が戻ってきた。一安心だ。
おや、今日は、閲覧者が多いようだ。NHKの『特報首都圏』という番組のテーマが、ペットの多頭飼育崩壊だった影響だろうか?(コチラ)
ウチは、確かに多数羽飼育だが、崩壊はしていないぞ?そもそも、ネコを何十頭も飼育したら、隣近所に迷惑この上ないだろうが、文鳥を20~30羽飼育しても、普通に一軒家なら、隣近所にも気づかれないくらいだ。はっきり言えば、隣の赤ん坊の夜泣きの破壊力の方が、はるかに大きい。
これを単純に、質量で考えてしまえば、乳飲み子の重量は3、4キロ。一方、文鳥は100羽でも、2.5キロに過ぎないのだ。この質量で考えてしまう単純思考があれば、ニャンコを数十頭飼うなど、正気の沙汰ではないことくらいわかるかと思う。
以前、不適切な展示をしているペットショップに対し、「多頭飼育崩壊現場」と表現するのは、勘違いに過ぎない、といった指摘をしたように思う。ペットショップは飼育しているわけではないので、「過剰展示崩壊現場」が正しいかと思う。
また、多頭飼育にしても、近隣に迷惑をかけずに飼育できているなら、多頭でも誰も文句は言えないと思うので、問題になるケースは、「多頭飼い殺し」とでも表現すべきだろう。あんなものは、個々の生き物の尊厳を理解せず、ただ生かしておけば良い程度の愚か者のしでかしている事で、「ゴミ屋敷」同様に精神的な病のなせる業だと、私は思う。
さて、さて、 では文鳥に「多頭飼い殺し現場」はないのか?と問われたらどうか。それに近いことはあり得るかと思うが、エサを与えなければすぐに死んでしまうので、ネコ御殿の崩壊とか、イヌのなんちゃってブリーダーの成れの果て、のような現場は考えにくいと思う(人によっては、前近代的な文鳥の繁殖現場は、そうしたものに映るかもしれない)。
文鳥の場合は、かなりの数までは、衣食住を与えて飼育できていた一般の飼い主が、ただ一点、繁殖の管理が出来ないばかりに、爆発的に増えてしまい、人間の居住空間が圧迫され、飼育崩壊に至るケースがあるように思う。
文鳥なりペットを家族と思うなら、『家族計画』をしっかり認識したいところだ。
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