性格の一致というより相性か

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なぜか仲良しなイト・ミョー夫婦
 
 考えてみれば、離婚の理由に「性格の不一致で・・・」と言うのも不思議な話かもしれない。むしろ、「冷静になったら相性が悪かった」であろうか。
 文鳥は個性が強くて好き嫌いが激しく、相性が悪いとペアにならないので、お見合いをさせる必要がある。などと、昔から言われる。確かに、文鳥同士にも相性はあるのだが、残念ながら短時間ではわからないので、 お見合いは無意味だ。何しろ、相性というのは、あるのは確かに思えても、それが何なのか、理屈ではさっぱりわからないのだ。
 例えば↑の夫婦。ヒナの頃から仲が良い。数ヶ月早生れのイトが、実に不思議なことに、後輩のミョーのことが気に入って、ミョーもイトに逆らうことなく付き従うまま、夫婦になってしまった。一緒に育てば、当たり前ではないかと思う人もいるだろうが、実際は、お互いに嫉妬して対立する方が普通だ。 飼い主の愛情を独占していたのに、弟だか妹だかが出現すれば、心穏やかではいられないのも当然なのだ。しかも、文鳥では、「お姉さんだからね。我慢してえらいねぇ」などと、年長者の自覚を持たせるのは不可能なので、嫉妬心は人間よりも露骨に現れることになる。
 では、なぜ仲が良かったのか?・・・相性が良かったとしか、説明しようがない。イトもミョーも、性格的に温厚で穏やかとは言い難く、堂々として賢いイト、間抜けで神経質なところのあるミョーでは、「性格不一致」と見なした方がしっくりするくらいなのだから。
 ・・・「何かの生まれ変わりなのよ」とか、「前世の因縁じゃ」で済ましたら、むしろつまらないので、科学的な理屈を考えたいものだと思う。 

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