シュー逝去

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 明け方、様子を見ると、頭を奥にしてツボ巣の中にいたが、すでに亡くなっているようだった。取り出すと大騒ぎになりそうで、時間が無いこともあり、取り出したのは9時過ぎ。
 眼窩が落くぼんでいたので、おそらく深夜2、3時くらいには亡くなったものと思われたが、羽毛はつややかで、病み衰えたような様子はなかった(体重24g)。お腹も膨らんでおらず(数日前に1個だけ産卵)、お尻も綺麗だ。
 昨夜様子で、何となく感じ取れたが、それにしても、発症から数時間での急逝とは、何とも慌ただしい。一昨日27日までは快調で、快調すぎるくらいで、昨日も病気を思わせる様子に気づかなかった。下段がフィンなので、床などでじっとしていれば気づくはずだが、昨夜の放鳥時に飛び出すまで、何ら不審を感じるところはなかった。・・・不思議と言えば、実に不可思議ではある。
 
 類例としては、2007年10月24日に亡くなったセンがまず思い浮かぶが、経過はかなり異なる。センの場合は、体調の悪化に気づいたのは21日で、翌22日には育雛困難の様子なので、ヒナ(テン)を引き継ぎ、動物病院で受診したものの、消化不良以外に原因がつかめず、その後、多少のアップダウンを経て亡くなっている。
 発症からの悪化の速度はかなり異なるが、産卵の前後におかしくなりながら、卵づまりのような産卵そのものの疾患ではない点が共通している。これは何なのか?私にわかるはずもないが、素人の気安さで当てずっぽうしてしまうなら、自己免疫疾患と見なす。自己免疫機能が自分の細胞を攻撃し、さまざまな機能に変調をもたらすのではないか、と思っているのである。そして、その狂いはメスの産卵期に生じやすいのではないか、と言うわけである。そのような病名を考えないと、数時間前まで飛び回っていたものが、突如飛べなくなって、それも貧血症状も何もないのにそうなることの説明は、困難なような気がする。
 
 ともあれ、先日、ブロックレンガを追加して新装成った『文鳥墓苑』に埋葬。 ・・・あれほど、美味しそうにミカンを食べる文鳥は、今後も現れないかもしれないなぁ。安らかに。

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