川口市からの富士山も上々

 川口市根岸からの富士山
 
 昨日はユズ湯で温まり、そして今日は静岡から温州ミカンが届く・・・予定です(明日になるのかなぁ。佐川)。しかし、我が家の小庭の柑橘類は、かんばしくありません。苗を取り寄せ植えた紅八朔は、輸送に時間を要したらしいのと、植え付け時に浸水が不十分だったため、主幹が枯れてしまい、脇からの枝により復活はしましたが、今後どのような樹形になるものか、不安な状態です。夏にアゲハの幼虫による攻撃も激しいので、実を付けるまで無事に成長してくれるか、心もとないところです。
 もう一つ、鉢植えの柑橘類がありました。老父が数年前食べた柑橘類(何かは不明)の種から発芽したものだそうで、引越し前に一度アゲハの幼虫に食べ尽くされたのですが、こちらに来て繁茂していました。ところが成長するほどトゲトゲしくなってしまいました。食用ミカン類は、同類で丈夫なカラタチにを接木することが多いそうで、その種は台木のカラタチの性質を受け継ぐと言いますから、どうやらカラタチのようでした。
「からたちの花が咲いたよ。白い白い花が咲いたよ」と童謡に唄われる白い花は、結局、今春も咲かず、「からたちのとげはいたいよ。青い青い針のとげだよ」ばかりが目立ってしまい、今後、ますます大きくなっても手に余りそうでしたので、少々かわいそうに思いつつ、先日、すっぱり切ってしまいました。
 ただ、植木鉢を撤去してしまうと、下草類に悪影響が出そうでしたので、空き地に、『エリカ ホワイトデライト』↓を植えました。少し厳しい環境ですが、頑張って根付いてもらいたいところです。
 ところで、植木鉢に植えるものを探しに『コメリ』へ向かう途中のゆるい下り坂から見える富士山があまりに見事だったので、わざわざ写真を撮りに行ってきました(買いに行ったのは昨日で、写真を撮ったのは今日)。
 この地点(川口市安行領根岸)の近くに、安養山大徳寺という古刹が所在していますが、このお寺さんには「徳川家康の富士見岩」と呼ばれる石があり、鷹狩りにやって来た家康が、そこに腰掛けて、富士山と夕焼けを愛でたとの伝承があるそうです。確かに、電柱も電線も建物もなければ、目が覚めるくらい美しい夕焼けが想像されます(東京から見る富士山と丹沢山地との関係夕方に行くのは億劫)。
 富士山は、場所によりいろいろな見え方をして、それぞれに趣があるものです。同じ武蔵国でも、中央部、つまり、江戸城のある東京都からの富士山は、丹沢山系の山が前立てとなって稜線を隠し、頂上部が見える、奥ゆかしいものになるはずです(「東京から見る富士山と丹沢山地との関係」というページを参照しました)。これが武蔵国の南部、横浜市(の中央部)辺りとなると、丹沢山系は富士山に向かって右側に離れ、はっきりと稜線が現れあっけらかんとした姿になります。しかし、東から見た富士山の左側の稜線には、宝永噴火の火口(宝永山)があるため、左右対称のイメージからは少し違ったアクセントのある姿になります。一方、武蔵国でも北部の始まりと言える川口市からの富士山は、丹沢山系が稜線部を隠すのは、左側の一部がおそらく丹沢山周辺が重なって三角形に見えるもの(尖端は蛭ヶ岳かな)程度で、かなり広々と展開する姿になっています。
 出来れば、右手の集合住宅↓の屋上の貯水タンクの上から、仰ぎ見たいところです。
 
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このゆる坂は根岸台富士見坂と、勝手に名付けてしまおう。
 
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紅八朔
 
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