保守的なウチの子

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オーチャードグラスが食べ物か否か思案するイブ
 
 飼い主の目から見ると、皮ばかりで食べるところがあるのか不思議なオーチャードグラスの種だが、我が家でもファンを増やしている。今夜は、その名もタネが、執拗に食べていたので、夫のイブ(11代目)が興味深げに何度ものぞき込み・・・結局かじってもみなかった。実に保守的である。
 案外に思われるかもしれないが、ペットショップから迎えた非手乗り文鳥の方が、我が家生まれの我が家育ち、つまり、箱入り娘なり息子より、新しいものへの適応力が優っていて不思議はない。彼らはいろいろな環境変化を経験しつつ生きてきたので、多少の変化には動じず、慣れてしまえば、案外積極的なのである。逆に、あまりにも安定した環境で生活していると、ささいな変化にも過剰に反応し、また満ち足りてもいるので、新しいものに手を出すことも控えがちになるだろう。
 安定的な環境が、飼育には最善のように思えるが、それは変化に弱くなる側面もある。例えば、いつも同じメーカーのエサ、特に人工飼料のペレットを与えていたら、その調達が難しくなり、他の物に変えたら、食べてくれないとか、温度を一定にして飼育していたら、機器の故障でそれが不可能になった途端に体調を崩してしまうとか、エサ入れや止まり木などの色や形が多少変わっただけでも近寄らなくなったとか、そういったことが起きがちとなってしまう。
 ある程度、変化にも順応できるように、あえて調和を乱すのも必要かもしれない。 

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