タネ熱苦しい

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目が怖いタネ吉姐さん

 午後1時。室内「百葉箱」が33.8℃に達し、そこから1メートルほどしか離れていないが、直射日光の影響を受ける『文鳥団地』の温度計は、38℃のあたりを指していた(古いので少々狂っているのかもしれない)。文鳥たちにも開口呼吸が見られ、かくなっては、止むなく窓を閉めてエアコンに頼る。
 どの
程度の高温になると、文鳥にとって危険と言えるのかは、風通しや日光の当たり方といった環境や、その文鳥の体質によって変わってくると思う。それでも、とりあえずは、35℃になったら、健康を損なうと考えたほうが良いと思っている。対処法としては、空気の循環、頻繁な水の交換などなどだが、やはり確実なのは、文明の利器、家電様、エアコン様に頼ることだろう。
 ただ、現在、我が日本国は、電力供給に問題を抱えている。東京電力を始めとする地域の独占インフラ企業である電力各社どもは、不要不急の広告宣伝費に国民から巻き上げた電気料金を費消してしまい、そのためか安全対策費が不十分となって、千年に一度の大津波を克服できずに重大な原発事故を招き、結果、事故とは無関係な原発まで、情緒的な反対で再稼働できず、危険な核燃料を抱えた無駄なインフラとなり果ててしまい、やむなく老朽化した火力発電所を酷使、温暖化の原因とされる二酸化炭素を大量に排出しつつ、その燃料購入のため国富を喪失、電気料金はジワジワジワジワと値上がりを繰り返しているのである。
 このような惨憺たる状況下にあっては、いかなる立場であっても、さまざまの意味で節電に努めたいところだが、それでも、(この炎暑が地球温暖化によるものか否かは知らないが)文鳥の身に危険が及ばない程度に、必要に応じて最小限にエアコンを使用しなければなるまい。
 例えば、家を留守にする際は、文鳥をエアコンのあるなるべく小さな部屋に移し、直射日光の当たる窓のカーテンは閉め、エアコンは、30~32℃程度にして、自動運転させる。ワンルームなどの間取りなら、居住空間と玄関側の間を、カーテンなどで間仕切るなどして、冷やす空間を限定して使用すると、電気代も抑えることが出来よう。

 さて、それはそうと、今日のタネは、いつも以上に目つきが悪い。これは、嫉妬しているのである。メラメラメラっと嫉妬の炎が、暑いのに熱っ苦しく燃え上がっているのだ。
 視線の先には、アラピがいる。最近、ボーイハントを始めたらしいこの異常に活動的な娘文鳥は、タネの夫のイブにもちょっかいを出している。ま、どちらかと言えば、色目を使っているというより、面白がって付け回しているだけに見えるのだが、タネに敵視されるに至っている。
 凶状持ちのタネ姐さんと嵐を呼ぶアラピ、衝突したら、大変だ・・・。飼い主は戦々恐々としている。

アトには興味がないらしいアラピ
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