![Untitled1.jpg](/image/0d1e0b284fb527f995802eb4dab494818816a02b.80.2.9.2.jpeg)
トウモロコシを独占中のニチィ
文鳥に日本茶は毒なのだろうか?結構、湯呑に残ったお茶を飲むといった話を聞くが、それで頓死したとか、なにか奇妙な行動をするようになったといった話は聞かないので、あまり毒性はないのではなかろうか?たいして実証的根拠もなく、「カフェインが~」とか「シュウ酸が~」とか、聞きかじりだけの知識で毒物指定する人もいるが、毒になるものは、たいがい薬にもなるので、まれに飲むくらいなら、気にすることはないのではなかろうか?もっとも、習慣的に飲ませたら、どうなってしまうかわからないので、避けるのが賢明だろうとは思う。
さて、日本茶。
台風由来で被害が出ていたり、それが弱体化しつつも接近してもいる中、また、オランダのロッペンがテッペンに行けなかった激闘も気にせず、何をしていたかと言えば、日本茶(煎茶)の飲み比べをしていたのだった。
台風由来で被害が出ていたり、それが弱体化しつつも接近してもいる中、また、オランダのロッペンがテッペンに行けなかった激闘も気にせず、何をしていたかと言えば、日本茶(煎茶)の飲み比べをしていたのだった。
我が家の日本茶は、横浜伊勢佐木町裏の『田中屋林藏商店』(田中屋茶店)の安い煎茶、その名も『田中園』と決まっていた(したがって、屋号が『田中園』だと思い込んでいて、それで検索してもヒットせず苦労した)。この『田中園』は、先ごろ見つけた『ヨコハマNOW』というサイトのインタビュー記事で、ご店主が言っている「ゆっくり味わなくても旨いお茶、味が濃いお茶が横浜スタイル」そのままのお茶で、しかも値段が100グラム300円ほど、と、老舗のお茶屋さんが扱うにしては奇跡的な価格のものであった。
『田中屋林藏商店』は、JR関内駅から至近距離にあるので、横浜に観光行った人は、「横浜スタイル」のお茶をお土産に買い求めるべきだと、私は思うのだが(もうちょっと高い銘柄もね)、それはともかく、ご店主のおっちゃんもお年を召されたが、『田中園』しか買わなかった私の母親も同様で、長駆して関内まで買い出しに行くどころか、電話で注文したりお金を振り込むのも億劫になってきてしまった。あいにく私は、めったに急須でお茶を入れて飲まないので(ご他聞に漏れずペットボトルのお茶を愛飲する輩)、大嫌いな電話までして、親のために注文する気にならない(親不孝者という非難は受け付けない)。そこで、とりあえず、市販で100グラム500円未満の煎茶をいろいろ飲み比べて、気に入ったものがないものか、探すことにした。電話するよりよほど面倒に思う人もいるだろうが、それは価値観の相違に過ぎない。
今回、手近(アスクル・西友)で集めたのが6種類。小売価格順に並べれば、【1】『みなさまのお墨付き静岡産緑茶』(西友)、【2】『茶工場のまかない緑茶』(大井川茶園)、【3】美味しい深むし緑茶(葉桐)、【4】茶農家浅井さんの徳用茶(国太楼)、【5】静岡茶煎茶(朝日茶業)、【6】お~いお茶若芽・若茎入り緑茶(伊藤園)である。これを急須に入れ、熱湯をぶっかけて30秒~1分待つという、いい加減かつ野蛮だが、ごくフツーのスタイルで飲み比べていく。
まず、先行して届いた【2】【5】【6】。【2】は、そこらの待合で出されるありふれた安いお茶。味も色も薄いがまずくて飲めたものではないとまでは言えない、といった感じであった。【5】は、『田中園』に酷似しており、それよりまろやかで飲みやすい感じがした。【6】は、色も薄く味も上品で、香りが良く、気の利いた会社でお客様扱いされた際に出てくるそれなりのお茶、といった感じだ。
つまり、『田中園』の代替品としては、【5】で決まりであった。案外簡単だったわけだ。しかし、数時間後に届いた【1】【3】【4】も、しっかり試飲した。結果は、あまり芳しくなかった。【1】は値段相応と言えばそれまでだが、【2】のさらに出がらしといった感じだった。【3】は色は濃いが味は【2】に似通っており、要するにコクや旨みが感じられなかった。【4】は色がとても濃いが味があまりなく、渋みというより独特の苦味が感じられ、好き嫌いが分かれそうに感じた(私は嫌いではないが、年寄りは苦手なようだった)。
結果、『田中園』に親しんだ我が家では、朝日茶業の製品以外は不適格となってしまった。とりあえず後継が決まって良かったのだが、1種類では心もとないので、今後も、『田中園』的な煎茶探しを継続するつもりだ。
コメント