数百万のプレミアム文鳥

Untitled1.jpg
プレミアムソウちゃんのゴージャスなお尻
 
  夕方見たら、数千円でヒナの「里親」を募集するスレッドに、「動物取扱業の提示をしてください。この金額での販売は里親募集を超えています」という、レスがあった。
 昨日の今日で、何と間の悪い人だろうと、つくづく感心しつつ、「アッホ~、アホ~」と脳内の夕焼けにカラスが飛んでいくのをイメージしつつ、iPadらしいホストからの書き込みを禁止にした(閲覧は出来るはず)。巻き添えで書き込めなくなる人は、多分いないと思うので、このままずっと放置の予定である。
 それにしても、ワカ者とバカ者は一字の違いで、経験不足の若者が比較的に無知なのは仕方がないとは言え、もう少し注意深くあってもらいたいと、年寄りは思ってしまう。せっかくなので、この件について、馬鹿者ではない若者ならわかるだろう事例を挙げておこう。
 自分が買って使ったり使わなかったりして不要になったものを、オークションで売るのは、最近一般的なことになっている。もしかしたら、ヤフオクに何か出品した経験のある人も、少なくないだろうが、その際、古物商登録はしただろうか?落札価格が安くても、自分で中古品を仕入れて他人に売って儲ければ、古物商登録をしなければならないことになっているのである。その人が、商売が下手で儲かっていなくても、登録しなければ違法営業になる。一方、登録していない素人が、自分の持ち物を出品して、それがビンテージ物なり一部のマニアのコレクターズアイテムなら、数百円で買ったものを数万円で売れることも珍しくないはずで、大儲けすることもあるはずだ。ところが、古物商登録をしなくとも、法律違反にならない。なぜか?あくまでも、自分のもの(私有財産)を自分で処分しているに過ぎないからである。
 
 このように、価格なり利益の多寡と、営業登録の必要性は無関係なのだ。これは、動物取扱業も同様。一個人が、自分で飼育しているクリーム文鳥のヒナを、何万円で売ろうと、それを他人が文句を言えるものではない。例えば私が、「我が家の文鳥は由緒正しくプレミアムゴージャスで、そこらの桜文鳥とは違うのだよ!!」として、何百万円に価格を設定して売り出しても、それは個人の自由で好き勝手なのである(ただし、万一にも売り払った場合、税務申告をしないと脱税になる【収入印紙はどうすれば・・・】)。
 憲法にも保証されるようなごく基本的な人権も認識できず、ろくに知りもしない瑣末な個別法を持ち出して、特に迷惑をかけているわけでもない他人の行動を束縛するようなことは、断じてあってはなるまい。相手をとやかく言うよりも、プライスレスな文鳥のヒナの価値に対し、たった数千円の違いにこだわってしまえる自分自身の根性を、冷静に見つめて頂きたいものだと思う。
 つい先日、掲示板で値切りの交渉した奴がいて、思わず削除したんですよ!!値切る悪習が身についているだけで、悪気はないと思うのですが、頭にきましてね、それまで、スレ主任せにしていたアホなレスに、どんどん介入して削除しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました