↑、相変わらず、上に飛び立つのが苦手なリオ君。
といった具合に、室内で飼育し、自家繁殖で手のり文鳥にして生活するのが、「王道である !!」と信じている者に、以下の問い合わせをするのは、かなり無謀だと思える。
といった具合に、室内で飼育し、自家繁殖で手のり文鳥にして生活するのが、「王道である !!」と信じている者に、以下の問い合わせをするのは、かなり無謀だと思える。
「(九州の某市で)軒下にメタルラックに並べて飼っていますが、イタチかネコの被害に困っています。ネットは張っていますが全部じゃないです。アドバイスお願いします」
野良ネコならまだしも、野生のイタチが出没する環境で、メタルラックに鳥カゴを載せて置くなど、無茶苦茶で、それは襲う生き物より、その状態で文鳥を犠牲にする人間の方に、多くの問題があると思ってしまう。
そもそも、文鳥は熱帯を故郷とする生き物なので、日本の冬に野外で生活するのは厳しい。特に寒風は、体調を崩す大要因となり、いったん体調を崩したら、急速に悪化してしまうだろう。従って、外で飼うにしても、風が吹き抜けるような状態にしてはならず、従って、昔の庭籠(にわこ)は前面以外は木箱状で、風通しが悪いものになっているし、巣は常備で、普通はペアで飼育するものである。
屋外で飼育する場合、イタチやネコのような、比較的に大型の生き物だけなら、対策も容易だが、より危険なのはヘビの襲来となる。アオダイショウの小さいものなど、都会の真ん中にも生息しており、ましてイタチがいるような環境では、いない方が不思議だ。あれらの少し若いのは、普通の金カゴの格子の間くらい難なく通って侵入し、逃げ場のない文鳥を襲う。
これの対策は、目の細かな網でしっかりガードするしかなく、通常、蚊の侵入対策を兼ね、網戸に使用するようなもので覆う(従って、通気性はますます悪くなる)。
屋外で飼育する場合、イタチやネコのような、比較的に大型の生き物だけなら、対策も容易だが、より危険なのはヘビの襲来となる。アオダイショウの小さいものなど、都会の真ん中にも生息しており、ましてイタチがいるような環境では、いない方が不思議だ。あれらの少し若いのは、普通の金カゴの格子の間くらい難なく通って侵入し、逃げ場のない文鳥を襲う。
これの対策は、目の細かな網でしっかりガードするしかなく、通常、蚊の侵入対策を兼ね、網戸に使用するようなもので覆う(従って、通気性はますます悪くなる)。
蚊は感染症の媒介もするが、屋外では野鳥との接触機会を持つことになるので、直接的に悪影響を受けるリスクが高まってしまう。個人的には、今のところ危険性は条虫などの内部寄生虫くらいだと思っているが、養鶏業者が野生の水鳥からの鳥インフルエンザの感染に、神経を尖らせている現在、屋内飼育をしていた方が、行政などの寝惚けた介入を受ける可能性もなく、無難と言えよう。
「被害に困っている」どころか、これから益々取り返しのつかない事態が連続的に発生するのは、ほぼ確実に思えたので、他人の飼育方法を全否定することは避けているが、外飼いはやめるように勧告した。お勧めしたのは、軒下のサンルーム化である。土台のブロックと枠に用いる適当な合板とプラスチックの波板で、雨囲いに毛の生えたもの程度なら、自作出来るのではないかと思う(大工さんを呼んでも、数万円で請け負ってくれるのではないかと)。
外飼いは危険で難しく、かなり面倒なものだと考えたほうが良い。間違っても、見回した室内に置き場がないから、軒下にテキトーに置いてみる、といった対応は止めてもらいたい。屋内で飼えない理由があっても、今一度その必然性をしっかりと見極めて、やはり外飼いするしかないとしても、さまざまなリスクを踏まえて対策を練ってから、実行して欲しいものである。
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