妙齢はポリ袋好き

頑張ってるのはソウ？

 

　レジ袋などのガサガサと音のするポリ袋は、人間以外の生き物に好かれていることが多い。何しろ、その中には栄養価の高い食べ物があり、持ってる人間は、たいがい薄のろなお人好しなのだ。媚びれば、そこから何かくれるし、奪い取ってしまっても良い。
　ただ、文鳥の場合は、食べ物とは無関係に、ポリ袋LOVEである。我が家の場合、ニチィ、イト、三姉妹という若手の女子が、ガサガサガサガサと耳障りな音を発するそれと、飽きることなく格闘している。何が、彼女らを惹きつけるのか、中身は食べ物ではないので、ガサガサ音そのものに、魅力を感じているものと思われる。
　しかし、なぜこの音を好むのだろう？行動は巣材集めの一環と思えるのだが、自分の寝床にガサガサ音を持ち込みたがる理由がわからない。メスの方がこだわる理由もわからない。
　テレビの「ザー・ザー」音が、胎児が聞く母親の心音に似ているといった話を聞いたことがあるが、卵の中から聞く親鳥の心音、もしくは抱卵中に卵の中から感じる音が、「ガサガサ」音に近いのだろうか。謎である。