無敵のアラシ
突発性人間嫌い症で帰宅拒否となった父親と違い、アラシは人間大好きだ。と言うより、人間と文鳥の区別などしておらず、飼い主など、良い遊び相手くらいにしか思っていない。指には乗る。しかし、カゴに近づけると逃げる。それも、20回、30回と繰り返すのである。帰りたくないと言うより、その繰り返しを楽しんでいるようにしか思えない。
何とか教育してやりたいのだが、まず不可能なので、もう少しおとなになっておとなしくなるまで、受け流すことにした。ある程度遊び、帰そうと試み、帰らない場合は、しばらく無視する。自分で帰れば、カゴの扉を締めるが、近づけば慌てて飛び出すはずなので、それに期待せず、兵糧攻めにして、くたびれたところを捕獲する。アラシの場合、手を怖がらないので、近寄っても警戒をせず、よそ見をしている時に捕獲出来る(飼い主の捕獲速度は猫並である)。
放鳥時、最初に出すと、警戒音を発し続けて、他の文鳥たちを脅かすので(間違いなくイタズラである)、他の若手文鳥たちを出してからにする。今夜から実施したが、成果は上々であった。
早く、思春期の嵐が通り過ぎることを願う。
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