覗きこむガイとそれに付き合うテイ
ソウ・テイ・ガイの三姉妹の関係は、いろいろ変化があって興味深い。
もともと、同じ両親のもとで同じ日に生まれ、似通った体型で性別も同じだが、性格は三者三様で、お互い過剰に親密でも険悪でもなかった。それが、ソウとテイが対立関係になり、かなり険悪なものとなったが、一夜にして大の仲良しになり、今度は、どちらともそれなりに仲が良かったガイが疎外されるようになってしまった。
やがて、ソウ・テイは互いに伴侶と見なして産卵するようになり、なおさらガイを邪魔者扱いするようになった。どうしたものかと思っていたところ、妻に先立たれたサカ坊が、いつの間にか好みがノーマルになり(もともと年寄りのオス文鳥が好きで、ハゲの女房以外のメス文鳥を嫌っていた)、ガイに求愛し夫婦となってしまった。
そして、現在、なぜか放鳥時間に、テイとガイが、結構仲良く一緒に行動している。最近は、一緒にテレビのした部分の鏡面に映る自分たちの姿に、煮干をなすり付けている。何が楽しいのか、何を目的にしているのか、飼い主には皆目見当がつかないが、特にガイは恐ろしく真剣に繰り返しているので、邪魔をせずに好きなようにしていただいている。
この3羽は、今後も、いろいろ関係が変化していきそうな気がする。なぜそうなるのかは、永遠に謎だろう。
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