あぢまりかんのコッペパン

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過剰に元気な皆さん

 春うらら、文鳥諸君は、1羽を除いて元気ハツラツだ。
 例外のサクは、心配な状態が続いているが、やはり換羽のようでもあり、よくわからない。良い季節になるので、うまく乗り切ってくれたら、と思う。

 さて、昨日、かなり近く(川口市前川3丁目)に未踏のパン屋さんがあることに、今更気づいたので行ってみた。自転車で通り過ぎたことはあったはずだが、パン屋さんとは気づかなかったのだ。何しろ、その名が『あぢまりかん』と言うのだ。
 あぢまりかん?調べてみたら、天地真理観、と出た・・・。店主のご信心なのか、それとも若い頃に天地真理のファンだったのか・・・。
 名前はパン屋らしからぬひねったものだが、パンは奇をてらわない素朴な品揃えと味わいであった。見た目からして「昭和」でうまそうな小さいコッペパン↓は、中身も、アンコ、ピーナッツクリーム、イチゴジャムと王道で、実に潔い。
 味については、二の次だろう。そもそも街のパン屋さんのパンは、近所の人の日常食になることが肝要なので、グルメ批評家めかした有閑素っ頓狂が、遥か遠くから味わいを求める対象にはなりにくいのである。特に、長らく地域に根ざしたパン屋さんは、今現在のご近所グルメ感覚の尺度で言えば、特別に評価できることはまず難しい。なぜなら、近所の人がいつも食べられる価格設定内に収まるように、商品開発をするからだ。例えば、このお店にしても、私の好きなフランスパンにチーズの入ったパンもあったが、チーズの量が少ないので、まるでインパクトがない。しかし、それは当たり前なのだ。個々の値段は覚えていないが(ほぼ値札を見てない)、いろいろ10個ほど3日分買っても千円程度で済んでしまったから、こうした価格設定で、ゴロゴロとチーズが入っていたら、かえって怪しい。
 調味料や甘味料やバターをたっぷり使うようなことはせず、奇抜な具で驚かせるようなこともなく、価格は安いが、原材料費を押さえ込みすぎて、チープな味になるようなことはしない。こうしたお店が徒歩圏にある人は幸せで、その有り難みは、パン一個の客観的な味で測れるものではない。
 従って、我が家に比較的に近いこともあり、私的お気に入り度では、かじパン、パンピジョン、R・H Bakeryに次いで4番目となる。ご飯好きなのでさほどの頻繁ではないが、利用頻度としては、2番目になるのではないかと思われる。近いうちにまた立ち寄りたい。

 ついでに、今日、親類から千葉県四街道市大日161-6のパン屋さん『MEGUMIYA』の『くるみ焼き』を頂いたので、お薦めしておく。なぜか知らねど千鳥柄の焼印があり、それだけでもポイントが高いのだが、粒あんにクルミの香ばしい味もなかなかだった。人気商品の由だが、運良くご近所にお住まいの方は、ぜひお試しあれ。

川口市前川3丁目『あぢまりかん』のコッペパン
『あぢまりかん』のコッペパン

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『MEGUMIYA』のくるみ焼き

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