輸入キビを食べるノッチ
アワ、ヒエ、キビ、カナリアシード、お米(籾・玄米)、文鳥の配合飼料に含まれることの多い穀類、我が家では、放鳥時間に、どれでも好きなように食べられる。それで、何が好物なのか見ようと思ったのだが、案外偏りはなかった。安い輸入キビや輸入ヒエを好んで食べる文鳥が多いのである。
季節による違いは感じられず、あくまでも個々の好みの違いで、比率が異なるようだ。昔の飼育書では、配合する際の各穀物の比率を示し、何やら栄養学的な解説を自信たっぷりに書き(困ったことに飼育書によって180度内容が異なる)、季節によって配合率を変えるように薦めていた。
はっきり言って、ナンセンスである。これは脂肪価が高くこちらは低いなどと、断定しているのだが、どれも2~6パーセント程度に過ぎず、種類の違いよりも、産地や植物の成長過程での気候による同一種内の偏差の方が大きい。したがって、勝手な思い込みで微差を過大視して、配合率を変えるなど、およそ論理的とは言えないのである。
まして、配合率を変えても、文鳥は自分の好みによって選んでしまうので、完食しない限りエサを交換しない方針を採らない限り、多少配合率を変えても意味がない。
長い年月、固く信じた方法論は、如何に非論理的でも変えにくいものだが(指摘しても無駄)、これから飼い主になるような人が、真似する必要はゼロなので、悪影響を受けて、無意味な努力はしない方が良いかと思う。
などと思いつつ、ノッチがキビを食べるのを見ていたら、黒い影が通り過ぎ、ノッチを襲った↓。サカ坊だ。相変わらず、オスが油断していると襲うのだ。
皆、元気に長生きしてもらいたいが、サカ坊には、早く年をとって、隠居してもらいたいと、少し思う。
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