文鳥諸君には枝豆を(画像はおクリ)
大津波災害から3年。まだ3年、もう3年。原発事故まで起きてしまい、その後始末としては、まだ3年か。しかし、当時、浮き足立って、自分の不安を他人に擦り付けて回ったような人たちがに、多少は落ち着いてきたとしたら、もう3年経ったおかげとも言える。
さほど関係のない地域に住みながら、非科学的な偏頗な知識をひけらかし、未だに被災地の人心をかき乱すだけの無責任な人間もいる。しかし、変な人に惑わされず、自分や家族(文鳥含む)の日々の生活を大切にして、余計な思い込みによるストレスで自分を追い詰めないのが、生活の知恵だろうと思う。
私の住むさほど関係のない地域(埼玉県川口市)にも、民主党関係者に放射能に関して見当はずれな思い込みだけの非科学的知識を吹聴して顰蹙を買った獣医先生も存在しているようだが、もちろん普通の人は普通の生活を送っている。私も然りで、今日は追悼番組を見ずに穴を掘っていた。墓穴である。
数日するとブロックが届くので、今の『文鳥墓苑』を移動し、40センチ四方ほどの埋葬エリアを深く掘り下げて培養土と混ぜ合わせ、ブロックを設置する辺りを地面より5センチほどの掘り、整地しておかねばならなかったのだ。本当はもっと大々的に掘って、全体を平らにならしておきたかったのだが、そのためには、せっかく繁茂してくれているヒメツルニチニチソウなどを刈り取らねばならなくなるので、必要最小限に止め、ブロックを置く予定の箇所のみにした↓。これでは設置した後に歪んできそうに思えるが、それも止むを得まい。
ともあれ、土と石ころと格闘し、もうすでにうんざりしている。しかし、ブロックの設置も、ただ置けば済まず、面倒なことになる。特に背後は、ブロック塀の基礎の上に載せるので、荒っぽくでもセメントで接着する必要があるのだ。それが終われば移植だが、これもまた、かなりの困難が予想される。全部を一度に持ち上げるのは、まず不可能なので、どうやって植え替えれば良いものやら・・・。その場でテキトーにやってしまうに決まっているが、考える段階では、やはり面倒だ。・・・ハクビシンめ!
さて、昨日の話に関連して、はなはだ場違いで、頼まれもしないで勝手にするのだが、特定個人に先輩飼い主として意見を押し付けておく。
昨日は、ケージに入れるのに抵抗があるのは飼い主、と読解したのだが、手乗り文鳥がケージに帰らない帰宅拒否症になっているとの意味だったらしい。それなら尚更、文鳥の「性格」ではなく、飼い主の飼育方法の問題と見なければならない。
私も、昔、文鳥は若い頃に自由に飛び回った方が、健康に良いだろうと考え、2、3畳の空間に放しっ放しにしていたことがあった。しかし、それは、大失敗だった。カゴに帰そうとすると逃げ回り(しかも3羽。それも長女でボスだったのは、歴代でも名を残す女傑マセ)、追い掛け回さねばならなくなってしまったのだ。
しかし、カゴに帰る習慣を身につけなければ、カゴに帰りたがらないのは当たり前だった。それは、部屋には寝に戻るだけで、何するでもなく繁華街をうろついているような生活に等しく、「子ども」のそうした落ち着きのない生活態度は、親・飼い主の「躾」(健全な生活習慣を身につけるように育てる)に問題があった可能性大なのである。
そこで、それ以降は、幼鳥の頃の給餌をそのまま放鳥時間にし、数分から十数分と短時間にして、送り迎えすることにしたのだが、これは大成功であった。ごく一部(と言うより1羽。ミョー)を除けば、カゴに帰ることを嫌がらなくなった。
もし、昔の私同様に、カゴ生活の習慣化の重要性に気づかず、長時間放鳥という甘やかしによって、「我が子」を帰宅拒否症にしてしまったら、どうしたら良いだろう?それはやはり、飼い主の努力によって、変えていくのが、責任というものかと思う。
長時間放鳥は、捕獲しやすい夜だけにする。その他は、文鳥にせがまれて1時間おきに出さねばならなくても、5分程度の短時間放鳥しかせず、カゴに帰ることが習慣化するように心がける。遊び感覚で無理強いはせず、捕獲もせず、指に乗せ・・・。もちろん、カゴに近づけるだけで逃げてしまうだろうが、慌てず焦らず、とにかく繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し、指に乗ってカゴに近づくことを覚えてもらう。
もし、どうしてもカゴに入らず、逃げ回ってパニックになるようなら、可愛そうだが翼の羽を切って、ほとんど飛べないようにするしかない。もちろん最終手段と言える荒療治で、危険を伴うが、逃げ回って衝突事故を起こすような最悪の事態に至る可能性は減る。飛べなくなってしまった相手でも、捕獲はなるべく避け、短時間放鳥で、指に乗せて帰すを繰り返す。そして、抵抗せずにカゴに帰り、カゴの中での生活も落ち着いたものになってきたら、切った羽を抜く。抜くことで、新しい羽が生えてきて、2、3週間で飛翔能力は元に戻るはずだが、指に乗って帰る習慣が身についていれば、おそらく逃げ回ることはなくなるだろう。
以上の習慣付け作業は、もちろん大変である。しかし、生後2、3ヶ月なら、改善は比較的に容易と考えて良い。放任も愛情、矯正も愛情で、どちらも親(飼い主)だからこそ出来ることのはずなので(犬ではトレーナーに任せる飼い主もいるようだが、犬は変わっても飼い主が変わらなければ、おそらくすぐに元通りである。悪いのは、犬ではなく飼い主だと気づかない限り改まらない)、安易に責任を放棄して、後悔することがないようにしていただきたい。手のかかる子ほど可愛いのが世の常なので、ちょっと頑張ってみると、得難い経験が出来るかもしれない。
それでも「親権」を放棄して他人に譲るなら、新たな「親」が同じ苦労をして、付き合いが浅いだけにより安易なことをしないように、↑のようなことを、しっかり伝えていただければと思う。もちろん、新たな飼い主の方が、よほど文鳥の気持ちになってしっかり付き合ってくれる可能性はあるので、その判断も誤りとは言えない。しかし、それでは、少々寂しいだろうと、思えてしまう。「ウチの子」はウチにいるのが幸せと思えるように、自分なりに努力するのが飼い主なのではなかろうか?
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