あばた顔も似合うアラ
私は、人間の『性同一性障害』、(「肉体上の性別と自分が属する性別は異なると確信している状態」)は、無意味である、と思っている。性別よりまともな人間かそうでないかこそが問題だと信じているので、そもそも性別にこだわるのが理解できず、こだわる必要はないだけに、苦悶するほど性別を変えたければ、好き勝手にさっさと変えれば良いと思っているのだ。
となれば、私こそ、「性による社会的、文化的差別をなくす」、『ジェンダーフリー』な思想の持ち主ではないか?実に、案外なのである。
身体は女性、頭の中身は男性、女男、女丈夫、女傑、アマゾネス、そう言う人は昔からいるわけで、逆に男でも「女々しい」ひとなど五万とおり、それもこれも、大概は個性に過ぎないと思うのだが、さて、我が家のアラシ嬢はどうであろうか?
彼女の行動は、完全に父ミョーの若い頃と同じで、乱暴そのものだ。飼い主に噛み付くし、気に食わない相手には飛び蹴りを見舞うし、水浴びはむちゃくちゃ盛大だし、オスのさえずりを聞くのが好きだし、父と祖父(サカ坊)が好きらしいし、わんぱくな息子そのものだ。違いは、父よりずっと賢いというだけ。ミョーは突然に人間恐怖症になったが、理由はおそらく人間の「言葉」が理解できなかったことにあり、その点娘は人語を解する天才だ。
文鳥の性同一性障害。文鳥自身は悩みフリーだが、飼い主の方は悩ましい・・・。
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