三姉妹を誘惑するサカ坊
まず、妻に先立たれたサカ坊。看取ったためか、ケコを探すような素振りはあまり見せず、夜の放鳥時には、オスメスの見境無しに、誘惑を繰り返していた。ツボ巣を、彼の好みらしいカワイ製に替えておいたら、帰宅後入り込んで顔も見せななかった。
今夜も絶好調で、ニッキとアト以外はもれなく誘いをかけているような感じだった。特に三姉妹が本命のようだが、まるで相手にされないので、その半兄マナツを襲って関係を迫り、飼い主によって捕縛されて「かわいがり」を受けてもめげず、ついには、白文鳥♂のリオ君にもさえずりを披露しつつ追い掛け回していた。
もともと老鳥♂が好きな変態だったが、変態の度合いは増しているようだ。・・・まあ、頑張ってもらいたいものである。
さて、ケコ。こちらの性格も姿も尋常ではなく異彩を放つ存在であった。人間の指には乗らないくせに手首には乗りたがり、まとわりついて厄介だったので、「ウチの子」ではないながら、実に存在感があったのは確かだ。何よりこのブログでの貢献が大きかったので、ここで、その数年間の写真を並べておく↓。
隔離されているケコ(金沢八景の小鳥屋さん出身なのでケ【イ】コ) 2010/5
すぐに慣れ、換羽が始まったケコ 2010/6
換羽を終え、つやつやピカピカで誰かに「女優」とも称されたケコ 2010/7
必ず何か食べているケコ 2011/1
換羽が始まったケコ 2011/6
換羽が終わったケコ 2011/7
再び換羽が始まったケコ 2011/9
普通に「女優」に戻ったケコ 2012/3
換羽が始まったケコ 2012/6
換羽が落ち着いてきたケコ 2012/7
後頭部が禿げてしまったケコ 2012/10
サカ坊と恋愛を始めたケコ 2012/10
子育て後も禿げ続けるケコ 2013/1
換羽せずボロボロ状態のケコ 2013/7
2014/1/27のケコ
健康面の異常は2011年の秋に2度目の換羽が始まった頃だろうか。その後ハバキが進行していき、引越しの前後2012年夏に剥かねばならなくなった。そして、秋に後頭部が綺麗にハゲ、そのハゲに魅力を感じたらしいサカ坊と、突然のフォーリンラブ(サカ坊と同居する前から禿げている点に注意が必要。サカ坊がやって来てから約1年後の意外過ぎる展開)。11月には順調に抱卵・孵化・育雛をこなしている。そして、春になれば、と思っていたところ、その後、最期まで換羽せず、見事な標本状態になってしまった。
・・・こうして振り返っても、まったくの「不思議ちゃん」だなぁ。
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