人を喰ってる文鳥
手ぬぐいの活用方法として、頭に巻く、があることに、今日になって気づいた。耳も隠すようにかぶれば良いのだ。早速、実践しようと思ったが、飼い主が変わったものを身に付けると、過剰に反応するので控え、どのように巻けば良いか、研究することにした。
さて、半径5キロ圏内パン屋さん巡り。師走となり、気になっていた3軒を年内にチェックすることに決め、折々、買出しに行ったので、そのことを書いておく。
まず、蕨駅東口、陸橋近くの商店街入口の『パン ア ロルジュ』(川口市芝5-7-1)。おしゃれな小さなお店で、ショーケースの中のパンを店員さんに指示して買う形態、つまり、ケーキ屋さんスタイルとなっている。フランスパン系を主に食べたが、わりにあっさりした味のように思えた。丁寧に作られて美味しいパンで種類が豊富なので、選ぶ楽しさがあるように思えるが、残念ながら、ここに来る途中に、最強の『かじパン』があるので、そちらに向かってしまうと思う。
次に行ったのは、東川口、と言うより、駅なら戸塚安行(とづかあんぎょう)に近い『パンポルテ』(川口市戸塚6-16-4)。なんと、並びに、あの名古屋で著名なコメダ珈琲の大きなフランチャイズ店がある。なぜ「あの」なのか?「桜ヒナはコメダコーヒー1杯」という、弥富の文鳥生産者の衝撃の?証言をネット上で目にして、たまたま虫の居所が悪かったらしく、何だかいろいろ書き散らした過去があるのであった。その後の引越し先の行動圏内に、この名古屋発の喫茶店が存在するとは、まことに奇遇だが、残念ながらおそらく利用する機会はあるまい(やはり、学生とかの会話上の略称は「ダメコ」なのだろうか?)。
それはともかく、『パンポルテ』。こちらも小さなお店で、ガラスケースの陳列棚に並ぶパンをアレコレ指示して店員さんにとってもらう方式になっている。いわゆるフランスパン生地のハードなパン、つまり私好みのものが多かった。少々大振りなガーリックパン(違う名前だった気がする)は焼き上がりが見事でうまかった。土産に買ったあんパンの均整のとれた形は芸術的ですらあり、パンそのものの評価としては、このお店はかなりお薦めである。ただ、個人的には、東川口駅まで用事で行った場合、けやき通りを北上して『ブランジェリー ラ・プペ』に行ってしまうと思う。このあたりは、好みの問題だろう。
最後に安行の『ユーディーベーカリー』(川口市安行吉蔵40-1)。道の向かいは草加市という川口市の涯(はて)。我が家からは、外環自動車道に沿って左右上下にうねうね東進し、草加西高校交差点を左折したところに所在する。あんパンが有名で、その名も安行あんパンとされ、その価格が200円以上と、事前に知っていた。なぜ、あんパンが200円を超えてしまうのか不思議だったが、実見して納得した。デカいのである。デカすぎると言って良い。あんパンの固定観念をぶっ壊す巨大なそれが、棚にいくつか並んで鎮座する姿は壮観で(あんパンと気づくのに時間を要した)、1個で普通のあんパンの3、4倍の質量を有していた。なるほど、これなら、230何円でも安い。これは、安行を「あんこう」と読んでしまって「あんこうあんパン」と呼ぶべきであり、まさにあんこの申し子と言えよう。あんこが苦手な私には、恐るべき存在である。
あんパンは自分では食べていないが、あんは甘くないそうだ。その他は可もなく不可もなく、街のパン屋さんとしては、十分なクオリティながら、他に用もないのに自転車でうねうねと赴かねばならないと、思いつめさせられりほどの魅力は感じなかった。
結果、川口市芝下の『かじパン』、鳩ヶ谷の『パンピジョン』、東川口の『ラ・プペ』の3傑は不動、中でも個人的に中毒になっているのが『かじパン』で(たまに食べないと禁断症状を起こす)、他にそれぞれ個性があってオススメできるのが、新井宿の『ホッペホッペ』、蕨の『パンの樹』、川口市戸塚の『パンポルテ』としておきたい。
(・・・先ほどブログをのぞいたら、かじパンのご主人「また肺炎」だそうだ。くれぐれも養生して頂きたいものだ。ところで、代わりのいない個人のお店は、急な休みがあって当然なので、1度や2度、無駄足になるくらいで文句を言うのは心得違いだ、と私は思っている。その無駄足こそが、何のお店であれ、お店巡りの醍醐味と心得るべきだろう。それがわからない人は、チェーン展開しているような、安定しているお店を利用した方が良い。川口のパン屋さんなら、『ディジィ』があるではないですか?)
こんがりな『パン ア ロルジュ』のパン
『パンポルテ』の美しいあんパン
『ユーディーベーカリー』のあんパン(下は普通サイズのカレーパン)
しっかりあんこ入ってます
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