朝、そうではないかと思って見たら、姿がなく、底にも見えない。よくよく見たら、こちらに背中を向けた姿勢でツボ巣の中で冷たくなっていた。
取り出すと、すでに完全な硬直状態で、ツボ巣の中に入って向きを変えようとした途中といった不思議な姿勢であった。おそらく、昨夜、放鳥後ほどなく亡くなったのだろう。
体重を量ってみると21グラム。もともと小柄でスリムだったので、やせ衰えたといった感じでもなさそうだ。腹部に腫れ無し。最近、上クチバシ左横が伸びて、通常はある程度伸びれば欠けるものだが、なかなか取れず、数日前に爪切りで少し切ってやったのだが、何かしら異常を示していたのかもしれない。そもそも、飛ぶとすぐに開口呼吸になってしまうので、心臓が弱いのではないかと思ってもいたが、まだ若いはずなのに、残念なことであった。
昨年9月に埼玉県志木の小鳥屋さんからやって来て1年余、期待されたカップリングの相手にはならず、オス文鳥の浮気相手になるものの産卵はせず、結局、夜の放鳥時にテーブルに降りることもなかった。
午過ぎ、雨上がりの『文鳥墓苑』に埋葬。やすらかに。
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