【祝】初フライト

 孵化26日目の文鳥《アラ》
遊び始めたアラちゃん

 飼い主は、手ぬぐいの元絵のために、ベクター画像をいじっている。ドット絵のお絵描きしかしたことがないので、使い方をまったく理解していないのだが、適当にごまかしてでっち上げてしまった。仕上がりはどうなることか。

 そのような作業があっても、もちろん、アラ優先である。孵化26日目ともなれば、給餌してすぐフゴに戻さず、数分は遊ぶ必要がある。そもそも、この頃になると、周囲への好奇心が強まり、給餌も立て続けには食べてくれず、時折与えることになる。湯漬エサは冷めてしまうが、それは気にしなくて良い。遊んだほうが良いし、自然だ。
 なぜなら、初フライト=巣立ちで、本来は、親鳥にくっついて回るようになるのだから、暗いところにだけ押し込めておくほうが不自然なのである。
 で、今日は飛んだ。飛び跳ねるように、20センチほどのテーブルに飛び降り、振り向いて飼い主のおでこに向かって1メートルほど上昇飛行したのだ。初フライトにしては、慎重かつ的確な行動と言えよう。
 飼い主のおでこを踏み台にするのは、母イートの悪癖で、これが遺伝したらしいのは、剣呑至極だが、とりあえず問題なくて良かった。母似で賢いアラは、親鳥のように誘う飼い主に乗せられず、その後飛行しなかったが、明日から徐々に飛行距離を伸ばしていくはずだ。せいぜい頑張っていただこう。

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