四十九日と言わないまでも

 デッカは、愛妻の四十九日どころか初七日も待たず、ガールハントを始め、今夜はミトに接近してそれを追いかけて、低速ながら飛びまわり、良い感触を得て満足したのか水浴びまでして充実した様子であった。
 飼主は、唖然としているが、感心もしている。考えてみれば、デッカは元々浮気者でこういった文鳥であった(隠し子がいる)。先にデッカの体調がおかしくなったように見えたが、実際はセツの方が長患いでデッカを頼り、頼られたデッカが病気の妻と調子を合わせていたら、自分も病気のような気分になっただけ・・・、なのか?
 さて、どうなるものやら。



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