今日のポンポン
タヌキは前肢が短く、地表面を嗅ぎ回るのに適した体型で、ほとんど木登りはしない生き物だ(顔が似ているアライグマとは、この点で大きく異なる)。同じ千葉県でも、千葉市から離れた木更津の證誠寺(しょうじょうじ)の、タヌキがポンポコ狸囃子に興じたとの伝説でも、木によじ登ってポンポコしたとの話は聞かない。
しょ、しょ、しょじょーじ
証城寺の庭は、つ、つ、月夜だ
みーんな出て、こいこいこい
おいらの友達ぁ、ポンポコポンのポン
童謡「証城寺の狸囃子」、左様、我が家のポンちゃんのテーマ曲である(従って昨日はポンの話題になったのだ)。
なお、サルの化物のことを猩猩(ショウジョウ)と呼ぶ。従って、寺の名称から化物つながりで、大狸伝説になったのかと、何となく思っていた。しかし、そのような説を唱えている人はいないようだ。確かに、猩猩なら、和尚さんと般若湯(酒)の飲み比べをしただろうし、樹上の大型インコも恐れず襲うだろう。
・・・ま、日本の野生には存在しない猩猩緋とも言えるような真っ赤な大きな鳥を、いきなり襲えるのは、伝説上の化物だけだろう(見たことのないものは恐れて近づかない、これが野生で生きる上の鉄則)。・・・まったく、困ったものである。
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